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zoom RSS  コーヒーミル

<<   作成日時 : 2008/04/13 18:27   >>

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 今回は、バルカン半島で古くから使われてきた、銅製のコーヒーミルなど、コーヒー文化について紹介したい。

1.コーヒーミル
  社会主義時代のブルガリアでは、あらゆる消費物資が、自由に流通しないし、また、古き良き製品は新たに製造されることがないので、各家庭において貴重品として死蔵されるか、または実用品として愛用され、決して市場には出てこなかった。
  トルコ時代、あるいは、革命前のブルガリアでは、豊富に製造され、各家庭に普及し、存在した、コーヒー豆をひく銅製のコーヒーミルは、百年、2百年と使い続けても、決して故障しない、丈夫な作りの故に、機械類、道具類が性能が悪く、すぐに故障したり、だめになってしまう社会主義の時代には、本当にどの家でも「家宝」のように扱われ、珍重されていた。
  小生は、これらの銅製コーヒーミルに魅了されたのだが、社会主義時代のブルガリアでは、上記のような事情で、これを保有する家庭では、「家宝」として手放さないので、ギリシャとか、ユーゴスラビアのオフリット湖などに観光に出かけた際に、地元で売っているものを購入してきて、密かにコレクションとした。ギリシャの田舎の島の骨董屋、土産物屋などで古いコーヒーミルを探すのが、若い頃は一つの観光目的だった。
  
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  その結果、小生は昔約1ダースほども、骨董品のコーヒーミルを収集して日本に持ち帰り、一人悦に入っていたのだが、自由化後は、機械式コーヒー豆ひき機なども入手可能となったせいか、あるいは一般家庭の貧窮化の故か、ソフィア市ネーフスキー寺院前ののみの市には、骨董品らしいコーヒーミルが比較的安価に売られるようになり、小生はがっかりした。あまりにたくさん並ぶと買う気も失せたのだ。
  上記の写真で言うと、一番右が昔買った骨董品で、一番高価だったのだが、性能的にはやはり百年以上使われたせいか、豆を擦る部分が摩耗していて、豆をひくのに時間がかかり、疲れる。しかし、装飾などは見事だ。左は、小型の新品(トルコあたりからの輸入品と思う、最近のブルで購入)で、小型ながら実に快適に豆がひける。一番下部が丸く太くなっているので、座りがよいので、置物として飾りやすいという利点もある。真ん中のは、ギリシャで80年代末に購入した新品で、これは背が高く大きいし、やはり摩耗がほとんど無いので、早く豆がひけて快適だ。新品とはいえ、重量感とか、見栄えとか、使い心地など、実にすばらしい・・・と気に入っている。
  コーヒーは、豆からひいてすぐに入れると、実にふくよかな香りが楽しめる。小生は、基本的には、トルコ式ではなく、紙フィルターに入れた粉コーヒーに熱湯をかけてドリップするやり方で入れるのが好きだ。最近使用しているのは、タンザニアという豆でイトーヨーカドーで150gいくらで売っているもの。挽きたての豆の香りが、コーヒーミルにも残って、本当によい香りがする。

2.トルコ式コーヒー
  ふつうターキッシュ・コヒーと呼ばれるものは、下の写真のようなコーヒー沸かし器に粉コーヒー、砂糖、水を直接入れて、そのままガスの火で沸かして飲む。粉コーヒーの粉がカップにも入ってしまうので、上澄みだけをすするようにして飲み、カップの中に残った粉の模様を見て占いをする、というのがバルカン式のコーヒー文化だ。砂糖の量も、地方によって、徹底的に甘くするところ、少し控えめの甘さとするところ、など、様々である。あまーいターキッシュコヒーを飲むときは、炭酸水を横に置いて、炭酸水とコーヒーを交互に飲むというスタイルが流行っていたことがある。
  
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3.バーニツァ
  ところで、ブルガリアでは、お昼のコーヒーを楽しみながら、国民食ともいえるバーニツァがあればますます良い。日本で言えば、喫茶店でコーヒーを楽しみながら、チーズケーキ、またはアップルパイを食べる感覚だ。
  小生が昨年ロンドンのスーパーで購入してきた、英国のギリシャ系企業が製造した、山羊乳+羊乳で作ったシーレネ(フェタ・チーズ)を使い、最近自宅でまたもやバーニツァを作った(実際には、妻が作った)のが、下の写真である。
  バーニツァのパイ生地は、市販のお菓子用の冷凍生地とした。
  中に入れる実の作り方は、シーレネは一袋(200g)まるごとを炭酸水と生卵1−−2個、ヨーグルト1さじ、と混ぜてこね回し、柔らかくして、更には、これに、細ネギのみじん切りを混ぜ込んだ。
  パイ生地は、はじめから生地にバターが混ぜられたものが市販されている。ガラス器にまず食用油(エコナクッキングオイルを使用した)を筆で引き、ここに引き延ばしたパイ生地の1枚目を敷き、上から更に筆で食用油を塗り、上記の実を薄くのばしながら入れ込み、2枚目のパイ生地を乗せ、このパイ生地にまた食用油を筆で塗り、2段目の実を敷き詰め、次のパイ生地を乗せ・・・。要するに、パイ生地は4枚で、一番下と、一番上は、実をおけない表皮となるので、実を入れ込めるパイ生地の隙間は、3層である。最後のパイ生地を乗せたときには、一番上の生地にも食用油を筆で塗り、更に全体の油の量などを眺めて、ガラス器との接点などに、もう少し油を付け足すか、という感じで、一番上に塗る油はかなり多目に調整する方がよい。油が少ないと、焦げ付く可能性もあるのだ。
  オブンの時間は、45分。

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  このバーニツァは、イギリスの良質の羊乳、山羊乳のシーレネで作られたものなので、オブンから出てきたときは、やはりかなりくさい臭いがしたが、味は良かった。日本人には少しきつい羊乳、山羊乳の臭いも、冷えた後では、臭いが少なくなり、食べやすくなる感じもする。もっともシーレネを食べ慣れた小生にとっては、臭いのきつい、暖かいバーニツァも最高!!。
  最近は、明治屋などでフェタ・チーズが入手可能なはずなので、フェタ・チーズ(少し高価だが)を買ってお試し下さい。初心者には、牛乳製で臭いがさほどきつくない普通のフェタ・チーズがお勧めです。

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