ブルガリア研究室

アクセスカウンタ

zoom RSS 反グローバリズムの「防壁」が流行る?

<<   作成日時 : 2008/10/22 13:20   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0


どうやら、米国に発する金融危機は、日本における土地バブル崩壊と同じく、何年にもわたって、不良債券類の損失度を徐々に確定することで、各金融機関の本当の損失額をも確定させて、救済できる金融機関には米国政府が資金注入するなどして、恐らく5--10年の長期間をかけて、修復されることとなろう。その間、かなり長期にわたり、世界の不景気は長引くだろう。各国とも、グローバルすぎる経済相互依存体制の危険性にも目覚めて、自国内における食糧自給体制とか、一国内における金融、経済体制の独立度を高め、国際的な風雨から自国経済を守るための「防壁」(金融制度、会計制度などに関して、国際基準ではない独自制度を作り、自国政府による「非常時介入制度」なども整備する)の必要性を論じ始めるであろう。今回は、以下に金融危機の東欧・ロシア経済への影響、アジアにおける領土問題など、小生が最近考えていることを列挙する。

1.米国金融危機が、ロシア、東欧経済も直撃
  今回の金融危機は、米国主導による経済グローバル主義の結果として、根幹が米国内における新規住宅建設に伴う、住宅ローンを賄うための各種の新規金融工学技術(投資銀行などが、住宅ローン債権を細分化して、しかも他の各種の債権(同じく細分化)と組み合わせつつ、新規の「証券」として投資家に販売)を駆使した「証券バブル」の崩壊であることから、本当の損失額が見極めにくいことが一番の問題となっている。中身が不明確な「証券」であるために、結局は「バブル崩壊後の証券価値」が不明な、怪しげな「証券」が、投資家、商業銀行の手元に残り、かつ、これらの「証券」に「損失保険」で価値保証をした生命保険会社、損保会社などにとっても、今後どの程度の損失が確定するかが不明瞭なために、全ての金融機関が疑心暗鬼で、新たな融資を引き受けず、故に、世界経済の動脈である「銀行貸し出し」が動かなくなったのだ。
  日本がかつて経験したように、「貸し渋り」という状況下では、いかなる新規投資も生まれにくくなる。各金融機関としては、手持ちの各種「証券」、「債権」を全て現金化して、どれほどの損失が累積しているかを確定しない限り、軽々には動けないのである。

こういう状況になると、これまで高度成長路線を突っ走っていた新興諸国=ロシア、東欧、中国、ブラジル、インドなどにおいても、先進国からの投資が減るし、更には、既に投資していた資金の回収を急がれたり、自国企業、或いは富裕層も米国のバブルに便乗して大損をした人が続出したりして、自国民自体の投資も減退するので、悪影響が出ることが予想される。特に西欧に対する新たな製造拠点として、順調に高度成長していた東欧諸国(旧東側陣営)の経済にも、成長率鈍化、物価高、インフレなどによる景気後退が言われ始めている。小生としては、ブルガリア経済の不調を心配する。

2.ロシア経済への打撃は、吉か凶か?
  社会主義体制=民間企業の根絶経済、という実体的には「超長期の不況下」において、自家菜園(ダーチャ、ヴィラなどと呼ばれる別荘に付属する小型の私有農地)での「自給自足」的な食糧生産に慣れたロシア、東欧圏の諸国では、未だに西欧に比べれば、貧困への逆戻りについて、耐性があると小生は想像する。だが、そうはいっても、「一度資本主義的な、より上品で、美味な食品に慣れると、二度と後戻りは難しい」と小生に語ったラトビア人のことを想起すると、社会主義時代への食糧事情の後戻りは、そう簡単なものではないだろう。

  とはいえ、原油価格の異常な高騰で、異常なほど急激に豊かになりすぎて、豊富な資金的裏付けに基づいて、グルジアでの冒険を初めとして、拡張主義的軍事膨張主義に転じつつあったロシアにとっては、資金面での余裕の喪失が、より慎重な、国際協調体質への転換を促す契機になってくれるのではないか、という一抹の希望も沸いてくる。
  他方で、歴史を見れば、ナチス・ドイツの台頭時のように、世界恐慌という経済面での荒波が、過激で危険な政党の出現、台頭、国家体制の独裁体制への移行、などをもたらした例もある。事実今回の不況においても、多くのロシア人オリガルヒー達が、多大な損失を被り、故に彼らが押さえていた企業などが、ロシア国家によって買収され、ロシアにおける国家資本主義体制が強化されるという可能性を指摘する新聞記事もある。プーチンが開始した、国家による主要企業支配という路線が徹底されれば、またしてもロシアが、ソ連時代の社会主義体制に近づく、或いは戻る、という危険性が増えかねないのである。 

 それでなくとも、中国、ベトナムなどは、社会主義思想、共産党の一党独裁、などの体制は維持しつつ、資本主義的手法を採用して、一応の成功を収めているのであり、プーチン・メドヴェージェフ二頭体制のロシアが、益々「旧ソ連的体制、手法」へと逆戻りして、独裁体制を復活させる虞があろう。

3.韓国人の領土野心の危険性
  ここ2日ほどの産経新聞第一面では、対馬という日本国の領土に対し、韓国資本が日本人の名義で土地を買い占めたり(自衛隊基地の隣接地も、買い占められているという)、膨大な人数の韓国人「観光客」が上陸しても、これらの韓国系資本による旅館に宿泊し、食事も韓国系のレストランで食べるし、旅行費の大部分を釜山にある韓国資本旅行社に支払うので、実際には対馬に金もたいして落ちない、と報じて警鐘を鳴らしている。竹島という歴史的に明白な日本領の無人島を、李承晩政権時代に勝手に占拠(日本は、米軍占領下で、自衛力を欠いていた時に不法占拠したもの、一種の火事場泥棒なのだ)しただけでは足りずに、対馬さえも韓国領と一方的に主張を始めているらしい。超過激なナショナリズム路線に基づき、韓国が日本領土に新たな侵略を開始しているらしい、という。

  韓国人には何事にも、破滅するまでは突っ走る、危険な国民性があるようだ。小生がDVDを借りて楽しんでいる朱蒙(チュモン)という人物も、高句麗という満洲の地に存在した、古代の朝鮮人系の国家の建国神話であるという。小生の妻などは、このTVドラマにおける家具とか、家の内装とか、服装などが、あまりにも現代的、文明的で、紀元前37年という高句麗建国時の年代に鑑み、「怪しい」と毎回苦情を言っている。中国人にしてみれば、高句麗は、満洲のツングース系人種が建国した国家であり、朝鮮人国家ではないとの見解で、中韓両国の間に歴史論争があるのだ。中国とも悶着を起こしているのに、日本の方は油断しているらしい、と考えて、対馬でごり押しし始めたらしい。竹島にミサイルを撃ち込まれてから、初めて反省する国民性であるとしか思えない。

  対馬に関しても、長年日本と朝鮮の間の中継地(あるいは両国の仲介役)ではあったが、日本人が歴史的にずっと居住してきたし、この島を今朝鮮が狙うとすれば、まさに歴史的経緯も何も無視した、21世紀になってからの突発的な、とんでもない「領土野心」と言うべきだ。日本政府としては、早急に対馬に特例的に、韓国資本を排除する法令でも採択して、対抗すべきだろう。対隣国政策では、妥協的、或いは曖昧な態度は、何の利益ももたらさないことは、竹島に関する韓国の一方的な態度を見ても明らかだ。

  最近、お馬鹿な中年婦人達の「韓流ブーム」というのに興味を持ち、韓国TVドラマのDVDなどを見て、大いに韓国文化の発展を喜んでいた小生としては、対馬に対する韓国人の邪な野望には、怒り心頭だ!(とはいえ、朱蒙のドラマは、見て楽しいし、韓流文化の全てを否定する気にはなれない。)

4.アジア経済への過度の荒波を緩和せよ 
  邪な米国の金融業者達が仕掛けた、詐欺的金融技術で、世界の経済が、またアジアの経済も大きな痛手を受けようとしている。日本政府は、日韓中の3国政府による協調的な金融面での協力体制で、世界不況の影響を緩和したい意向だ。アジアにおいては、日韓中の他に、台湾、香港、シンガポール、ベトナムを含めて、やはり「旧漢字圏」諸国による金融協力で、過度な流血を排除するような知恵を出すべきであろう。

  そうすることで、多くの中国企業、韓国企業も救済されうるし、結局は過度なナショナリズムによる対立という、馬鹿げた方向を回避することにも繋がるだろう。そもそも韓国人は、アジア通貨危機の際に、いかに日本が金融面での救済の手(100億ドル)を差し伸べたのかを、既に忘れているらしい。中国人に、金融面での手ほどきをしたのも、日本の銀行家、金融専門家達である。別に日本が、アジアの金融を牛耳れるものでもないが、既に成長した経済を保有している、これらアジア諸国が、賢明な知恵を出し合って、協力する方が、不況からの脱出は早くなるだろう。
  ともかく、中国にも、韓国にも、日本領土、或いは経済水域への一方的な侵略行為は早く止めて、経済面での協力による利益を優先させる、賢明なアジア外交路線を期待したいものだ。


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
反グローバリズムの「防壁」が流行る? ブルガリア研究室/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる