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zoom RSS 自衛隊に護衛を要請?

<<   作成日時 : 2009/05/14 10:21   >>

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 05/14付産経新聞3面に掲載された「反対、でも守って」と題する小さな記事は、1面で扱って、といいたくなるほど、現状の日本の左翼陣営の論理矛盾を露呈する好例の材料だ!
 この記事について、若干論じてみたい。

1.護衛依頼したのは「ピースボート」  報道概要:海自護衛艦2隻がソマリア沖・アデン湾を航行する日本関係船舶7隻を護衛した。うち1隻が、ピースボートの船旅の船舶。ピースボートは、社民党衆議院議員辻本清美が、早稲田大在学中の昭和58年に設立、船旅は寄港地のNGO、学生らとの交流を目的とする。ピースボートは、市民団体による海自派遣反対の共同声明にも名を連ねているが、事務局担当者によれば「海上保安庁ではなく海自が派遣されているのは残念だが、主張とは別に、参加者の安全が第一。企画・実施会社が護衛を依頼した判断を尊重する」由。

2.暴力に対抗するには、公的暴力しかない:警察、軍隊をはっきり容認すべき
  ピースボート事務局の判断は、冷静で正しいのだが、それならなぜ、「海自海外派遣反対」声明に名を連ねて平然としているのか?この「護衛」を要請した直後にも、「自分たちは間違っていた、外国における無法状態で自国市民を守ってくれるのは、自国の軍隊しかないことを実感しました。これまでの自分たちは間違っていました」と声明して、「ありがとう」という言葉も添えるのが礼儀というものではないか!
  北朝鮮の貿易船(恐らく金正日政権の武器輸出に使われた)が、韓国空軍の護衛で、海賊からの難を逃れ、ソマリア沖を無事通過できたので、「ありがとう」と無線で韓国軍に感謝した、という報道が、最近あったばかりではないか。要するに日本の観念左翼達には、北朝鮮ほどの良識もないということなのか?

  そもそも、多大な人数と、多大な予算を「浪費」する警察、軍隊という「公的暴力機関」をなぜ近代国家が所有し、維持するか、ということは文明国では当たり前の論理に支えられている:普段の市民生活のレベルで言えば、盗賊、暴力団による不当な圧力、金銭強奪、脅迫行為から、自己の財産、安全、生命を守って貰うためには、警察が必要。また国際社会においては、「世界政府」が存在せず(国連は、力による安全を保障してくれない)、軍事的に自国、自国市民の安全保障を担保するには、自国の軍隊が欠かせないから

  日本の左翼陣営は、警察については、ある程度容認しているが、自国の軍隊保有に関しては、「憲法違反であるし、他国の脅威となるから反対」という、不可思議な論理をこれまで掲げ続けている。
  社民党の前進、社会党は、長らく北朝鮮支持、韓国反対の立場で北朝鮮系の朝鮮総連から寄付を受けていたので、土井たか子は何時も国会で北朝鮮擁護の立場で発言していたし、拉致問題についても無視していた! 今の福島党首になっても、北朝鮮拉致問題に関して、積極的に北朝鮮を非難したり、或いは北朝鮮と交渉して自国市民の奪還に努力したと言うことを聞かない。無責任を押し通しているのだ!

3.論理矛盾を認めよ!
  ともかく、自衛隊の必要性を認めず、更に自衛隊の海外派遣に一貫して反対してきた社民党の辻本清美代議士は、自分たちが関与、運営する団体が、「自衛隊のお世話を受けたのに、感謝の言葉もなくすませようとしている」という論理矛盾に関して、しっかりとした立場を表明すべきだ。ここでまともな説明責任を果たせないのなら、何時も政府、与党を攻撃している自分たちの倫理基準が、いかにいい加減で、ゼロなのかをはっきり告白して、懺悔すべきであろう。

4.国民全体の左翼容認傾向にも、反省を促したい
  社民党は、今回の産経記事が3面で目立たなかったことを奇貨として、このニュースを無視し続けるであろうし、万一何か弁明しても、奇妙きてれつで、訳の分からない論理が繰り返されることは必定なので、小生としては特に彼らに期待するところは何もない。
  小生がこの記事を書いている理由は、常日頃、物事を深く自らが考えることをせず、単に日頃から、自分たちが学生時代とかに経過した「学校内の雰囲気」に同調して、未だに左翼的言辞に惑わされ、社民党、共産党、あるいはその他の、いわゆる「反戦・平和主義勢力」による宣伝に同情的な態度を捨てない、頑固で、無責任な「平和勢力」同調主義者に対し、もう少ししっかり自分の頭で、常識を考え直して欲しいと言うこと。

  海自隊員達は、海賊に対する銃弾による威嚇、牽制措置など、軍隊として普通は当然行えるような、「普通の対応」すら否定されて(先に発砲できない、海賊に対してすら「自衛」の措置としてしか発砲できない)、極めて難しい立場の中での作戦を強いられ、特に指揮官らは、毎日「厳しい武器使用基準にいかに適合しつつも、船舶護衛の責任をどうやれば無事全うできるか?」と、歯がゆい矛盾の中で任務を遂行しているのだ!彼らに、「軍隊として普通の武器使用を認め、実効的な武力行使」を許可することが出来れば、どれだけよりスムースに、しかも失敗なく、任務遂行の責任を果たせるようになることか。

  国民が何時までも左翼の論理に無責任に同調しているから、国会での憲法改正議論が進展せず、自衛隊が実効的、十分に、自国の市民を海外において護衛できない、という矛盾が生じていることに関し、左翼政党のみならず、国民一人一人にも、責任を痛感して欲しいのだ!!





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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
 この件で既に多くのブロガーさんが記事を書いていますよ。その中で「ウォー・ボート」とピースボートを皮肉った人もおり、「連中は憲法九条があるから日本人は他国で攻撃されないと常日頃叫んでいたから、その精神で丸腰で出かけるべきだった」と。まさに言いえて妙ですが、困った時のお上頼みでは、連中のやっていることは駄々っ子と同レベルに過ぎません。
 日本の左翼を「宗教サヨク」と嘲笑する人がいますけど、まさに宗教信者と発言は酷似している。論理的な議論をすれば負けるのは熟知しているので、常に情緒の方向に誘導、議論のすり替えを行う。論理矛盾は絶対認めず、反省など皆無なのです。ヴァチカンの言動とその信者を思えば分るでしょう。
mugi
2009/05/16 20:30
続き)少し前ネット検索していたら、偶然三島由紀夫の言葉を紹介したブログがヒットしました。40年ちかくも前、以下のように左翼を見ていたのは、さすが文豪です。
−戦後の革命思想は弱者の思想である。不安、懐疑、嫌悪、憎悪、嫉妬をまき散らし、これを恫喝の材料に使い、これら弱者の最低の情念を共通項として、一定の政治目的へ振り向けた集団運動である。空虚にして観念的な甘い理想の美名を掲げる一方、もっとも低い弱者の情念を基礎として結びつき、もってマジョリティを獲得し、各小集団社会を「民主的に」支配し、もってマイノリティを圧迫し、社会の各分野へ浸透してきたのが彼らの遣り口である。
http://d.hatena.ne.jp/vato/20090424
mugi
2009/05/16 20:30
もちろん観念左翼の論理矛盾、恥知らず加減は、非難されるべきですが、小生が一番問題にしたいのは、大部分の日本国民が、普段から難しい論争には加わらない、選択するときには、足して2で割るという、安易な判断をするように見えること。自分の頭でしっかり道理を計算し、善悪を見極めたら揺るがない、そういう力強さ、論理の強靱さがないから、よく分からないから、まあ足して2で割っておこう!だからいつまでたっても左翼が生き残れるし、左翼の主張と折半されて、改憲議論も前進不可能!いつまでこんなことをやっているのか、一神論の国では、そういう曖昧さがいつまでも続かないことは確かです。
足して2で割る
2009/05/17 08:17
 良くも悪くも日本は非一神教の国なので、いつまでも足して2で割るような曖昧さが主なのかもしれません。そして基本的に単一民族の国で均一性と横並び志向がかなり高い。左派はアイヌや沖縄人、在日の事を持ち出し、日本は多民族国家と言いたがりますが、ならば世界中で単一民族国家など存在しない。自称、単一民族国家のトルコやポーランドなど、実態はそうでないことは貴方もご存知のはず。そして、インド人民党(※極右政党)が理想的なモデルとする国が日本なのです。イデオロギーとしてひとつの言語、宗教、民族を掲げる政党なら、単一民族国家を讃えるのは当然ですが、海外から日本はこのように見られているのです。

 そして島国という地政学的に鎖国状態の歴史が続いたため、自己主張の強さ、論理の強靱さが培われなかった。日本人が自分の頭でしっかり道理を計算するという行為が、未だに苦手なのはこの歴史に原因があると私は思います。日本人は難しい論争を好まず、空気に合わせる傾向が強いような。日本で自己主張をする人ほど、「我の強い奴」として敬遠されがちですよね。
mugi
2009/05/18 22:39
残念ながらおっしゃるとおりです。「空気」という政治用語など、日本人、韓国人しか使わないと思う。周囲に迎合したりするのは、欧米的思考では最低の姿勢です。逆に、宣伝力、扇動的言辞を弄してでも、周囲を巻き込むのが、欧米流。
単一民族国家など、世界に存在しないけど、日本はまさにそれに最も近いと言える国です。アイヌ、沖縄は、縄文系とのつながりを指摘しうる。また、在日といえども、韓国南部は古代、そもそも倭族と呼ばれる華僑の居住地として、日本の西部とほぼ一体だった、というように岡田英弘氏(中公新書『倭国』)は、考えているようなので、決して血のつながりがゼロとも言えない。そもそも、200年以上すぎて日本に居住しておれば、華僑だろうが、朝鮮系だろうが、日本人というべきで、「単一」と呼んで構わない。アイヌも純粋のアイヌ人は既に日本にいないとも言われるし、数千人では無視できるほどの少数です。沖縄人は、弥生系の血筋は少なくとも、縄文系+華僑ですし、安土桃山文化の影響を色濃く残していて、やはり日本人であることははっきりしている(特に言語学的に)。
室長
2009/05/19 09:03

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