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zoom RSS 沖縄県民もより自覚せよ

<<   作成日時 : 2010/06/06 11:40   >>

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 菅直人氏が、民主党の代表に選出され、更には同じ4日に、衆参両院本会議で総理に指名された。ある意味実に短期間に政権交代の目処が立ったわけであり、日本国の政治プロセスが、予想外に効率的で、素早い対応を出来ることに、諸外国と比べても、すばらしいシステムではないか?と、変なところで感心してしまった。お坊ちゃま政権が安倍、福田、麻生、鳩山と4代も続いてしまい、日本国の将来に懸念したが、少しは本格政治家らしい指導者が率いる新政権が誕生しようとしている。少しは期待したい(とは言っても、7月の参院選では、小生は再び自民党を支持します)。
 日本国の内政に関し、特に専門的視点を持っているわけでもないので、単なる感想しか書けないが、普通の市民として次のことを菅直人政権への「期待」として記録しておきたい。

1.財政規律を取り戻せ:来年から増税せよ
 参院選も控えているから、すぐに「増税」を口にすることは難しかろうが、菅直人新政権としては、鳩山政権の負の遺産として、税収入を上回る国債発行という、放漫財政路線から、何とか軌道修正を試み、国民、及び諸外国からの日本国財政への危惧感を払拭すべきである。そうしないと、小生が見てきた旧ユーゴとか、トルコとか、ベラルーシのようにハイパーインフレを引き起こして、国家経済は破綻するであろう。
 なにしろ、既に累積した赤字がGDPの約200%、約900兆円というのだから、この点にかけては、世界に冠たる第一位という、ありがたくもない惨状なのだ。まだまだ国家は借金を増やせるなどと言う、一部経済学者の無責任な発言には、呆れてものが言えない。

2.安保政策をもてあそぶな:現状に下手に手を付けるな
 鳩山由紀夫氏の失敗の原因は、@政治とカネの問題、A普天間基地移設問題における迷走、の二つだと、本人が述べたが、小生に言わせれば、やはり一番国民の不信感を招いたのは、Aの問題だろう。
 日本の安保に関わる米軍、中でも海兵隊の重要性にようやく気付いて、辺野古周辺に基地移設する以外の選択肢はないと自覚した・・・・と鳩山氏は辞任挨拶で述べたのだが、総理に就任する前から、そんな単純なことに気付いていなかったことこそ、我々としては驚きでしかない。

 『週刊ポスト』では、鳩山氏がずーと主張していた「腹案」というのは、航空自衛隊の新田原基地(宮崎県)に普天間基地を移設する案であったし、本来「県外移設」先として、大いに検討に値する妙案だったのを、民主党内の諸勢力、外務・防衛両省の幹部達が、よってたかって潰したのが、鳩山政権瓦解の本来の原因、というような、不可思議な報道ぶりもある。沖縄各地に存在する多数の既存海兵隊基地と連携できる移設先としては、辺野古以外にはあり得ないという、米軍側の意向、軍事的要請、東アジア、或いは中東・インド洋を睨んでの、広い戦略的視点などを考えれば、海兵隊基地の一部のみを九州へと北上させる案が、いかに「あり得ない選択肢」であるかを、よく分かっていないと言える。他の在沖縄海兵隊基地と一緒に、新田原基地へと移転させるとなれば、宮崎県県民との摩擦は当然どれほど巨大となるか、或いは、日本国内各地から反米勢力、左翼勢力などが、どれほど集結して、大もめとなるかは、ほぼ自明であって、全くあり得ない選択なのだ。

 そもそも、産経のコラム記事などでも力説されていたように、「沖縄の過大な負担」と言うことをのみ強調しすぎるのも問題だ。日本国土として、どこであろうと運命共同体なのだ。
 離島の経済環境は厳しい。基地負担:騒音被害、米軍兵士による暴行被害、などはあるにせよ、他方で、政府からの基地負担の見返りとしての公共事業とか、県財政、市財政への支援金は多額であり、更には、米軍基地に雇用されている沖縄県民の給与を含めて考えても、基地関連の「恩恵」が、「負担」のマイナスを補って余りある側面を、本当は多くの沖縄県民も自覚している。ただし、心情として、「軍事費のおこぼれで潤っている」という風に見られるのは、格好が悪いし、そういう風に見られること自体が悔しい、という感情もあることはよく分かる。だから、寝た子は起こすな、という諺どおりに、現状をいじることは難しいのだ。

3.沖縄の一部のみが、先に中国に占領されても良いのか? 
 小生が以前から、産経紙に賛同して、日本最西端の与那国島に自衛隊基地を設置して、対中国自衛意志を明確にせよ、と言っているのは、沖縄各地に米軍基地が存在するからといって、米国は日中間の領土問題に関しては、尖閣諸島に関する紛争などには、不関与政策を持っているなど、必ずしも南西諸島全体の防衛に関して、信頼できない部分もあるからだ。その上に、中国の眼前で、日米間の安保条約体制(同盟関係)さえ、揺らいでいるなどと思わせては、国土防衛が危うくなってしまう。

 だから、下手に騒ぎを起こさないことが肝要であり、何かを日米両国間で取り決めたら、現地、地元の立場は無視してでも押し切るしかないのだ。所詮、国防は、国家全体の関心事であるし、軍艦に例えれば、「沖縄がエンジン・ルームに近くて騒音被害が多いとはいえ、最終的に軍艦が襲撃されて、沈没するとなれば、沖縄自体も沈没し、破滅するのだ」。要するに、運命は一つであり、日頃の「負担」を嫌って、日本国全体の防衛を考えなければ、「沖縄のみが、先に中国に占領される」という結果を招きかねない。左翼の扇動に感染している軽薄な一部沖縄県民は、「社民党的平和主義」が、国際間では通用しない現実を直視すべきだ。「現実遊離は、鳩山元総理のみではなく、左派系・観念平和主義者の一部沖縄県民も同罪」ではないのだろうか?

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
 4月頃、河北新報に胡散臭い英国人学者のコラムが載りました。日本よりはずっとマシですが、英国もまた財政赤字が膨らんでいるそうです。ギリシャの暴動を挙げ、「民主主義体制で増税を言い出せるのか?」と結んでいたのです。暴動の吹き荒れるギリシャが民主主義発祥の国だったのは皮肉なことだ、とも書いて。
 おそらく民主党の幹部が増税策を打ち出しても、マスコミはバッシングするよりも無視するかもしれません。まして自民党議員ならここぞとばかり叩く。こころなしか、最近のマスコミはやけに国内の弱者をクローズアップし、政府の支援とやらを煽っている。

 左派系・観念平和主義者は言っていることは現実遊離でも、行動をみると意外に現実主義ですよ。目的は利権、つまりカネなのです。カネのためなら沖縄がどうなろうが、知ったことではないのが本性。
 一部ネットユーザーにはマスコミなどない方がよい、こんな衆愚政治なら、民主主義など無用だと書いている人もいます。私もそれについ同感したくなりますよ。
mugi
2010/06/08 22:41
mugiさん、コメントありがとう。
 沖縄左派は、沖縄県の世論を牛耳っているらしい。現地系新聞は、全てが左派系で、社民党系の観念平和主義らしい。要するに、何でも「反対」といって、ぶちこわすことに意義を覚え得る、身勝手なヒステリー連中。とはいえ、彼らにも色々「現実主義的打算」があるらしいことは、mugiさんのご指摘通りでしょう。

 沖縄世論で、声を出さないけど、本当は現状にすっかり満足しているのは、以前ご紹介したように、基地に土地を「奪われた」はずの地主達。
 実は防衛省から「地代」をたんまり支払って貰っているし、その上、米軍からは「ハワイへの招待旅行」などもあった。小生がハワイにいた頃、80年代初めですが、米太平洋軍総司令部(CINCPAC=シンクパック)が、沖縄県の地主達を招待し、彼らは太平洋軍の司令部、基地(キャンプ・スミス、真珠湾、など)を米軍将校によって案内して貰ってツアーするということをしていた。もし基地が返還されて、農業に戻れば、サトウキビ畑で重労働が待っている。農業で食えるとは限らない。他方で、基地の土地からは、「地代」が確実に「日本政府」から振り込まれてくるし、米軍側からも「地主様」と言うことで、特別待遇でちやほやして貰える、いい身分です。彼らは、沖縄の勝ち組で、「反対派」は実は、そういう「恩恵」からの貰える金額が少ない不平組、といえる。
室長
2010/06/09 09:17
(続)
 小生が広島に出張したときも、タクシー運転手が、「いつまでも原爆、平和というお題目では食えない。そろそろ現実主義に戻って、まともな政治に戻さないと、広島県に未来はない」、という厳しい声でした。戦前の呉軍港には、自衛隊が戻っているし、普通の県とおなじく、公共工事で潤っていた時代ですから、「空理空論の絶対平和主義とは、理屈の根っこが噛み合わない。偽善だ」というのが、タクシー運転手の直感だった。口先のきれい事で、心理的優越感に浸りつつ、他方では、汚く実利(原爆観光、自衛隊基地)も手中にしている、そういう偽善的魂に毒されていると、ろくでもない人間になってしまう。

 せめて正直に、普通の市民のように、日々自らは、実利を追う経済人であることを自覚し、口先だけのきれい事をしゃべって、優越感に浸るなどと言う、不健全な人間とは一線を画しよう、ということです。そうしないと、広島県は、日教組がのさばって、教育が崩壊したばかりか、県全体の経済まで、自滅する、という危機感があったのです。人間が心理的、論理的に堕落すれば、他の分野でもまともに競争していく能力が減退していく、ということ。

 沖縄県民も、「日本全体の軍事負担の一番多くを負担させられている」という被害者意識とか、太平洋戦争でも、「唯一陸上戦で痛めつけられた」、とか、色々言いつのり、他方で、中央政府からたんまり経済面での支援を受け取って(年間6千億円〜8千億円規模だったように思う)いることについて、感謝の言葉は一切発しない。すなわち、被害者面ばかりして、「利益」の側面については口をつぐみ、汚く実利を追求するようでは、やはり精神的に退廃して行ってしまう。
室長
2010/06/09 09:18

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