ブルガリア研究室

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zoom RSS 米国が対外戦争したり、地域紛争に介入する本当の動機は?

<<   作成日時 : 2010/06/23 10:49   >>

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さて、今回も、実は、mugiさんのブログ(http://blog.goo.ne.jp/mugi411)に投稿していた際に、ふと思いついたアイデアで書いたコメントをリサイクルしての怪しげな理論ですが、おつきあい願えれば幸いです。
 「賞味期限」という食品からの連想ですが、案外面白い理論となったような気がします。ナショナリストとして、また対米同盟支持派の小生としては、ぎりぎり提示しうる境界線的な議論です。

A.本当の介入意図は、謎だらけ=常識的思考
1.謎だらけ

 中東のイラクとか、アフガンニスタンにおける米国の「戦争」の動機を、あるいは同盟国としての出兵の動機を知ることは、国際情勢全般を観察している小生にも、未だに謎の方が多くて、困っています。もちろん、建前としては色々事前に口実が宣伝されるのですが、それが全ての理由、或いは本音だとは、思えない。
 とはいえ、ウォール街での株価を操作することが主目的だ、とか、NATO加盟国のドイツの場合には、ドイツの貿易・経済利害を守るためだ、とかいわれても、そうだその通り、と言えるほど明白な論理性を見いだせない。とはいえ、そういう経済的利害の側面がゼロと言えるのか?と言う風にも思ってしまう。
 生涯をかけて、国際情勢を分析してきたつもりでも、小生にもまだ真相は分かりません。

2.同盟国の利害は、理解できる
 日本の自衛隊が、インド洋で洋上給油して、米軍、NATO軍、同盟軍艦艇を支援していた目的は、やはり日本が国際的な対テロ闘争に協力することで、日米同盟の絆を強化し、生きた同盟関係を保持する、と言う純粋な動機だと言えると思う。
 他方で、それでは、対アフガン軍事介入した米国、英国の動機は何か、勝算はあったのか?と言う段階にまで検証を進めると、やはり謎だらけです。
 NATO軍におつきあいした、すなわち米英同盟に追随した諸国の思惑は?と考えると、やはり米国に恩義を売っておかないと、有事における米軍の支援を期待できないから、という、自己保身、自国防衛上の「軍事的思惑」が大部分ではないでしょうか。日本とて同じ。

3.米国の意図 米国が、イラクとかアフガンに介入する意図としては、小生は、基本的に次のように考えています。
(1)イラク
 この場合は、産油国としてのイラクをしっかり確保したいという、地政学的意図+経済的思惑→結局、イラクの複雑な民族事情、歴史などを十分理解できず、ハイテク兵器で簡単に、安価にケリがつくと誤算した。新たな統治システム構築が、民族対立で上手くいかず、テロリストの完全撲滅にも失敗。米国の誤算、失敗!

(2)アフガニスタン
 アフガン介入は、イスラム・テロリストとヘロイン麻薬の本拠地としてのアフガン国土を解放し、しっかり米国が管理することで、中央アジア、中東双方の側面に対し、米国優位を形成できると踏んで介入したが、結局戦後の民生安定が上手くいかず、やはり誤算、失敗の戦略となっている!

4.それでも疑問は残る
 しかし、mugiさんも恐らく不思議に思い、田中宇氏なども納得できないのは、米国、英国の学者、シンクタンク、CIA、MI6などが、十分すぎるほどの情報を持ち、歴史も知っているのに、どうして、イラク、アフガニスタンなどという、外部勢力の介入が難しいエリアで、上手くいくと勘違いしたのか?実は、ウォール街、シティーなどの大資本家たちの利益が本音で「戦争」が実施されたのではないか?或いは、イスラエルのモサドからの、怪しげな情報に騙されたのではないか?ということだと思う。

 小生自身は、そこまで資本家達、イスラエル、或いは軍産複合体が、戦争開始につき裏の権力を行使したとは、なかなか信じられないのだが、またそこまでの陰謀史観には、まだ賛同できないのですが、あまりに大きな誤算の連続で、米国指導者はバカか?と、誤算論も信じられない。
 すなわち、やはり、その意味では「誤算」というシナリオにも疑問が残るのです。そして、そういう歴史の真実は、なかなかあと20年ほども経たないと、暴露されないのかもしれません。真実が見えにくい、これが国際政治の一番困ったところでもあり、魅力でもある!!

5.韓国はうまく立ち回っている
 ベトナム戦争では、あれだけの大軍を送り込み、勇敢に戦って外貨を稼いだ、また、米国からの信用を確保した韓国が、最近の政権では米国に距離を置いて、さほど米国の対外戦争に貢献しなくなっている、それでも米国も韓国側を責めずに諦めている!
 このことも、やはり注目すべき現象です。日本も、自衛隊が軍隊となって、対外戦争にも自ら必要と思えば参加できるようにすべきだ、というのが小生の意見ではあるけど、しかし、単純に何時も米軍の側について行って良いのかどうか?むしろ、これまでのように、インド洋上給油とか、ソマリア沖海賊対策の商船護衛活動、など限定的な協力に止める工夫が要るように思う。

6.漁夫の利を狙う中国が不気味
 もうひとつ国際情勢で不気味なのは、やはり中国です。国内の民族浄化を平気でやるスーダン政府に、石油資源確保の利益から肩入れするし、アフガン紛争を気にせず、むしろアフガニスタンの地下資源(レアメタルもあるらしい)に目を付けていると言われる!
 中国は、人口が多いし、歴史的にも人命の損害をあまり気にしない国だし、アフガニスタンでも、米国が撤退したら、これ幸いと大規模進出して、カルザイ政権をてこ入れして、現在ミャンマー政権を傀儡としているのと同じことをするでしょう。米国では不可能なことを中国は平気でやれる(人道無視の現地政権を支援したり、自国のあからさまな利益のために現地政府要人に賄賂攻勢をかけたり、買収したりも出来る)から、アフリカでも今や優位な立場を築いてしまった!!やはり一番不気味な存在です。


B.「賞味期限」という視点=非常識的視点
1.武器・弾薬の「賞味期限」
 
  mugiさん、小生が、一つだけ、介入動機には軍産複合体の利害・関与もありうる?との疑問を持つ理由は、兵器・弾薬の賞味期限という視点です。

 小生も軍事知識は乏しく、詳しくは分からないのですが、日本の自衛隊などは、武器の輸出も出来ず、また、近い将来の「戦争」の想定もないから、武器・弾薬の備蓄という概念があまりなく、老朽化した兵器は廃棄するし、弾薬備蓄量なども訓練時の使用量を想定しての小規模である。つまり、日頃から戦時における弾薬消費量などを想定して、膨大な備蓄をするということはないと思います。また、自衛隊は、自分らの戦力を背後から支えてくれる軍需企業への配慮というのも、意外にこれまでしてこなかった(自衛隊幹部達の兵器企業に対する態度は、相当傲慢なようです!)し、今でも、高級将校達の天下り先程度にしか考えていない。
 他方、米国では、日頃の軍備が膨大ですし、その代わり、やはり定期的注文を入れ、ケアしてやらないと軍需企業が弱体化して、米軍の世界戦略的な軍事力優位を保てない、そういう相互関係にあるのではないか??ということ。

 米国はしょっちゅう対外戦争しているので、武器・弾薬なども、戦時を想定した膨大な備蓄が平時からあるようです。そういう場合には、ある程度は、完全な平和状態が続かず、適度の対外戦争は、している方がむしろ良い、という発想も、国防省にあるのかもしれません。それに、兵隊達が平和に慣れすぎると、軍隊は弱くなる!

 例えば、対ソ連冷戦・対峙のみが常態だった80年代には、ベトナム戦争が終結した75年以来、通常兵器・これらの弾薬、などの備蓄が積み上がっていたはずで、湾岸戦争(91年)などは、これらの異常に貯まりすぎた備蓄兵器・弾薬が老朽化したり、賞味期限を超過しない間に使い切る、という意味でも、適時の戦争であったのではないでしょうか?サダム・フセインの生き残りを許したのも、イランと対決してくれるイラクの独裁者として、米国にも有用であったからだし、更に中東では、もう一度戦争が必要となることを見越し、フセインのような乱暴者を残しておいて、次の開戦時に更に備蓄弾薬を消費すればよい、とも考えたかも知れません。

 ブッシュ・ジュニアが対イラク戦争(03年3--5月)をはじめたのも、01/9/11の同時多発テロ事件への報復であるアフガン侵攻作戦(01年10--11月)は、戦闘としてはあまりにあっけなくタリバーン政権が崩壊し、パキスタン領に逃亡したので、十分に老朽武器・弾薬を消費できず、なるべく早く過剰備蓄分を消費したいという思惑からも、対イラク侵攻戦争を開始した、という、奇妙な動機を小生としては、少し疑っている。

 ともかく、軍需企業にしてみれば、常に新しい武器の採用、納品とか、注文が欲しいし、弾薬類も、備蓄の賞味期限が切れそうな武器に関して、早く消費して貰わないと、次の注文が来なくなるし、危険な賞味期限切れ弾薬の処理作業などは、儲けが薄い、ということではないだろうか?

2.悪そうな敵を作り出せ
 そういうわけで、米国では、軍需企業側から、国防省に対し、「弱そうで、悪そうで、叩きやすい」相手(戦争を仕掛けても、国内から反対の声が出にくい相手)を選び、10年を少し過ぎたら、大きな戦争をして、大量の武器とか弾薬、ミサイルなどの備蓄を使い切ってほしいと要請が入るのかも知れない。つまり、新規の大量注文を得ないと、膨大な軍需産業の工場設備の維持、技術者の維持、などができなくなり、軍需企業の経営が難しくなるのでは無かろうか?

 ある意味、本末転倒だが、戦争は、定期的に行っていないと、少なくとも12年に一度は大規模戦争をやってもらはないと、巨大な米国の軍需企業の稼働率が悪くなり、倒産してしまうのではないか??
  開戦の動機としては、あまりにも良くないけど、また疑問点はあるけど、以前から小生が、腹の底では推理してきたことです。もちろん、全くの推論であり、何ら根拠を持ち合わせていないことは、白状します。

3.第二次大戦後の歴史を検証しよう
 さて、米国が、自国におけるあまりに膨大な武器・弾薬の処理費用などから、むしろこれら「賞味期限切れの陳腐化してきた武器・弾薬」に関しては、「実戦の中で、使用し、廃棄費用をむしろ節約し、同時に軍隊の実戦訓練も行う」、更には、副次的に「新規開発した武器も、実戦の中で試して見て、実用性を検証し、かつ、輸出兵器市場で、実戦での有効性証明済み、として高値で売る」など、色々な形での、軍需産業部門の利害に沿った、行動パターンをしている、との疑惑を小生としても、なかなか消せないのである。

 一応思いついたままに、第二次大戦後の米軍の大規模戦争を列記してみると次の通りだ:
(太平洋戦争=1941.12.7--1945.9.2)
1.朝鮮戦争=1950.6.25--1953.7.27(45年からの経過期間=5年
2.ベトナム戦争(米軍としてのみ)=1965--1973(ただし、73年の米軍撤退後、南ベトナム軍のみで、75年まで戦った)(53年からの経過期間=12年
3.湾岸戦争(第1次イラク戦争)=1991.1.17--3.3(75年からの経過期間=16年
4.アフガニスタン侵攻=2001.10.7--11月(タリバーン政権壊滅、国外亡命までの戦闘期間のみ。実際には、現在はISAF(国際治安支援部隊)として、米軍、NATO諸国の軍隊などが未だに駐留して、治安維持に努めているが、タリバーン側の復活により、紛争自体は長期化している)(91年からの経過期間=10年
5.イラク侵攻(第2次イラク戦争)=2003.3.20--同年末(ただし、米軍の駐留は長引き、2010年年末頃までには撤退が完了予定?)(01年からの経過期間=2年

 太平洋戦争終結後、朝鮮戦争勃発までは5年の経過期間で、小生が考える「適正時期=12年」と比べると、早すぎるが、これは、スターリンと金日成の思惑で開始された戦争だからだろう。それにこの戦争で、武器修理、弾薬供給などで儲けたのは、日本企業で、この戦時需要が日本経済復活の契機となった(米本国の軍需企業の利益も当然出たはずだとは思うけど)。

 米軍によるベトナム戦争介入は、朝鮮戦争終結の53年+12年=1965年で、どんぴしゃりの適正時期に開始されている。

 ちなみに、ベトナム戦争終結(75年)から、湾岸戦争(91年)までは16年も空きがあるが、これには次の要因を考えるべき:1979--89年の10年間ソ連軍の対アフガン軍事介入があり、小規模とはいえ、米国は、アフガニスタンのムジャヒディーン側への武器供与、その他の支援を行っていた。また、85年からゴルバチョフのペレストロイカ政策が始まり、対ソ連冷戦終結という、歴史的な展望があり、米国側として大規模戦争を開始するタイミングではなかった。

 ソ連が解体し、ソ連については考慮する必要が無くなった91年、ようやく16年という、長すぎる空白期を経て、ブッシュ(パパ)大統領は湾岸戦争に踏み切った。

 更に、ブッシュ・ジュニアの政権下、01.9.11の同時多発テロ発生を受けて、湾岸戦争後10年という、少し早めの時期ではあるが、アルカーイダに対する報復戦争という大義名分を得て、01年10月には、アフガニスタンに侵攻し、タリバーン政権を打倒。しかし、余りにも短期間に戦争を終結して、賞味期限切れの武器・弾薬の大量消費、及び「新型兵器の実用性証明実験」、という面では不満が残ったので、2年後の03年には第二次イラク戦争をも仕掛けた(幸いフセインという、悪人面で分かりやすい敵がいた)、と推理できよう。

 まあ、かなり憶測にはなるけど、「武器・弾薬の賞味期限切れを間近に控えての、実戦での消費」、という側面を考えると、膨大といわれる米軍の戦費も、本当は、「廃棄費用」として、何もしなくとも使わなければならない軍事費を、実戦に転用している、とも言えないか?もちろん、軍人の海外派遣費用、その他の形で、更に軍事費が上積みにはなるのだが、国防省としては、軍事費削減という、「平和時の無念」を回避できる旨味があるだろう。うがちすぎだろうか?

4.湾岸戦争で、「現金支払機」扱いされた日本は、騙された?
 イラク侵攻戦争に関しては、核兵器開発というフセイン政権への容疑は「濡れ衣」と後ほど判明しました。やはり、そこまでして、米国としては老朽化兵器・弾薬を実戦で廃棄処分したかったのでしょう(特に、危険な「中性子弾を戦車砲で打ちまくった」のも、この放射能で危険な砲弾を早期に廃棄処分するためだったのではなかろうか?)。

 そう考えると、ブッシュ親子というのは、善人面した大悪人に見えてきます。もっとも、日本には、物わかりのよい人だったけど(ブッシュ・ジュニアの政権下では、クリントン政権ほどあからさまな対日要求、日本虐めは消えた。また盟友の小泉総理の引退際に、田舎の別荘でもてなした)。
 米国の国防省も、湾岸戦争で老朽兵器を廃棄した上に、日本に過大な軍費支払いを強要したのですから、パパ・ブッシュが気の毒に思い、ジュニアに日本には少し恩返しせよと命じたのかもしれません?その上、湾岸戦争で日本の海自は、ペルシャ湾の機雷を除去する掃海艇を派遣して、米軍艦艇、タンカーの航路を安全に保つという、大きな国際貢献をしたことも忘れるべきではない。掃海艇の機雷除去技術では、海自の技能は世界一といわれており、今後とも国際貢献においては、現下のソマリア沖海賊警備任務とともに、海自の対外出番として、貴重な資源といえよう。

 なお、91年の湾岸戦争から数ヶ月後、小生はダブリン市内で、英国人教授(国際情勢専門)による講義を聴きに行った。そのとき、同教授(名前など失念)は、「国際社会では、軍隊を派遣して、共に血を流すという義務を回避すると、却って多大な代償を支払わされる、ということが、今回の事例で証明された」。同盟軍として、血を流すことを嫌った日本国は、後で現金請求書を送りつけられ、キャッシング・マシーンとして、米軍に現金支払いするしかなかったではないか!!と勝ち誇った様子で、日本の対応を嘲笑った。当時の時点では、小生も、その通りと思っていたから、何ら反論できなかったし、他の日本人受講者らも、黙っていた。

5.国益を踏まえた、国民が納得しやすい形で、海外派兵の実績を積み重ねよう
 今考えると、少しナイーブであったようにも思う。確かに、GHQ制定憲法を半世紀以上も改定できず、放置したままで、国際社会における「集団的防衛義務」にもまともに参加できず、「共に血を流さない、臆病者国家」として、懲罰的な現金支払い義務だけ押しつけられるのは、国家としてあまりに情けない。この思いは今もある。

 しかし、実態として、もし「賞味期限切れの武器・弾薬の廃棄処分」の都合とか、実は海自の掃海艇派遣で、極めて大きな貢献をしていた、とか、そういう事情に関し、上手に主張するとか、外交レベルで上手く対応しておれば、現金支払機扱いはされなかったし、次のイラク侵攻後に、陸自を「地上に旗を立てよ」とまで言われて、派遣を強要されることもなかったのでは無かろうか?米側は、脅せばどんどん譲歩する、という滞日印象を持って、本当は日本の地上軍などさほど必要ではないのに、ともかく「現地に生身の軍隊を派遣せよ」と迫ったのだ。それは徐々に、米軍の補助的軍隊として、自衛隊を慣らしていきたいからであろう。(ちなみに、自衛隊が、米軍の補助軍隊として以上に強力とならないよう、監視する、というのも米側の立場として一貫しており、故に、自衛隊は、「空母と原潜の保有は絶対ダメ」と、昔からクギを刺されている。)

 しかし、日本もかなりの大国ではないか。洋上給油とか、対海賊国際警備任務とか、それなりに狭義の自国の国益も踏まえつつ、また国民の支持を得やすい任務を選択しつつ、海外派兵する、という道筋、習慣を踏まないと、国民の自衛隊海外派兵に関する理解は、深まらないだろう。

 

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2010/07/01 15:24

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
 記事を面白く拝読させて頂きました。拙ブログへのコメントの他、新たに加えられた4の後半と5は考えさせられます。
 何やら近代インド史を連想させられました。植民地時代、カネも物も人も英国に提供させられていた。英国軍の補助軍隊として以上に強力とならないよう、監視するのも同じであり、せいぜい出世しても中尉どまり。第一次大戦時、あれほど戦死者をだしても、戦後はその功績がなかったかのように、独立運動を弾圧したのです。ただし、英国軍で戦った精鋭たちが後のインド軍幹部になったのです。

 ダブリン市で講義した英国人教授は実に嫌味ですが、この際インドの例を突き付ければ、この教授殿、どう反応したのか想像したくなります。蛇足ですが、私は日本語のできるある英国人学者に、反論よりも嫌み目的でインド、中東の例を引用したことがあります。結果は何も言ってこなかった。

 日本の外交官やマスコミも米国のプードルとなっている者が相当いると思いますよ。未だに日本人の憧れの的であるフルブライト留学など、米国に奉仕する官僚政治家、文化人の養成機関でもあります。ここで学んだエリートなど、交渉することよりも、ただ従うために調教されているので、国民への説明などする気もないし、間接支配の代理人となっているのではないでしょうか。
mugi
2010/06/23 22:17
mugiさん、
 コメントありがとうございます。小生がどうしてもおおっぴらには言い難いけど、密かに自ら実践している国際情勢裏読みの秘技があります。それは、ヤクザ映画的思考で推理・思考してみろ、ということ。
 小生がなぜ、結構悪者でもある米国、英国の悪口をあまり言わないか、或いはこの両国との同盟関係を選択するか、といえば、やはりヤクザ映画の論理で、この両国は、何時も最終的には「勝ち組」となる大親分達だし、それなりには仁義を守るし、海洋国の日本とは、文化的相性がよい、ということです。
 国際社会で生き残る道は、所詮強い「組」に所属しておくことであるし、上部組織に当たる米国、英国の意向を汲みつつ、その利害に反しないように行動することが、結局生き残る可能性を高めるから。
 ソ連を親分に頂かざるを得なかったけど(スターリンに強制された)、共産主義国家として、その後、「ソ連の第一の子分」として、狡賢く振る舞うことを選んだブルガリアは、自由化革命(変革)後は、米国を親分とすることに180度変身した。同じことです。それがヤクザ社会の法則。
室長
2010/06/23 22:57
「ヤクザ映画的思考で推理・思考してみろ」とは実にユニークですね。私はヤクザ映画はまず見たことがありませんが、拙ブログのコメンターでさまざまな政党が成立する民主主義体制を、ヤクザ組織に例えた人がいました。公のヤクザが政治家となりますね。

 私のブログなど多くが英米の悪口ネタですが、それでも「勝ち組」の大ボスに従わざるを得ない日本の立場は弁えているつもりです。それでもエコや捕鯨など、大国のエゴには腹が立つので、マスコミへの不満もありせめてもの憂さ晴らしです。
政治家や著名人なら問題でも、庶民の無名ブロガーの発言は問題にもなりませんから。

 ブルのようなバルカンの政治家は強かだし、トルコからの鞍替えも見事です。ブルに限らず日本のような軍事もない国なら、時に狡賢く振る舞うことが不可欠だと思います。
 ただ、日本の政治家にはブルのような狡猾さがあるでしょうか?国民もナイーブだし、きれい事を好む。昨日のNHKローカルニュースで、働いている途上国の子供たちを撮っている写真家が登場、またも「子供たちの目がキラキラしている」等と語っていました。女子高生たちがそれを感動している。へそ曲がりの私は、ならば物乞いをしている子供たちの写真を撮ってくれ、と言いたくなりますよ。同情を集めるため、あえて不具にさせられた子供さえいるのに。
mugi
2010/06/24 21:58
mugiさん、
 どこの国でも、一応きれい事というか、イデオロギー(正義体系)という思考パターンができあがっているもので、よほどの変革、世の中がいったんひっくり返るような変化がないと、新しいイデオロギーには移行できない。
 ユーゴなどは、一応スターリン主義の社会主義を受け容れ、その後スターリンと喧嘩して、西側にすり寄ったけど、しかし「独自の社会主義」との路線を誇示していた。しかるに、ソ連圏が消えてみると、「独自の」社会主義のはずが、やはり社会主義で、なまじ「人間的配慮のできる社会主義」でもあったことが災いして、ブルガリアとか、他の東欧諸国のように、「資本主義の方がましだ」という極端に走れず、謂わば思想転換が素早く出来ず、セルビアはユーゴ連邦から逃げて行こうとしたクロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、コソボに対し、戦争をふっかけ、米軍機による空爆を浴びた。親ロシア路線も、何の安全保障にもならず、惨めに敗戦を繰り返した!!
 要するに、「強い組に所属する」という鉄則を守ることが大切で、正義とか、イデオロギーとか、きれい事に縛られていてもしょうがないのです。それから、経済体制としては、やはり資本主義の方が合理的なのです。頭の古いミロシェヴィッチを信奉したセルビア市民もバカだった!!
室長
2010/06/24 22:33

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