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zoom RSS タテの平準化と中国人の不動産取得

<<   作成日時 : 2010/07/06 16:18   >>

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 最近のテレビで、中国人が東京その他で不動産取得に積極的だという報道が多い。偶々、田中信彦という人が、中国急成長の秘密について「砂漠の穴」という面白い視点を提供されているので、少しこの理論に乗っかって、中国人が多数「観光客として」来訪する、という現下の現象の次に、多数日本に居住する、という段階となったら、どうだろうと想像してみた。楽観論で見れば、結構日本にとっても、国防の視点から見ても、よい影響もあるかも知れない、と考えてみた試論が下記の通りである。
 色々異論がありそうですが、「希望的観測、楽観論」で考えてみました。

1.タテの平準化は急速に進む
田中信彦という中国在住の経営コンサルタントの方のブログ(https://www.blwisdom.com/vp/china/22/)記事で、「改革開放開始後、30年間に、中国は大飛躍を遂げたし、最近はむしろ一部の経営者らは、自信過剰となっているほどだ。しかし、グローバル化による中国経済の成長は、砂漠の穴に例えると分かりやすい」と説明しておられる。つまり、砂漠に巨大な穴を掘れば、時間の経過と共に、周囲の砂山からどしどし砂が流れ込んで、穴は埋まっていく。すなわち、労賃の安さ、その市場における物資欠乏ぶりから、多くのビジネスチャンスが先進諸国、周辺諸国に明らかだから、多くの投資資金が流れ込んで、急速な経済成長が起き、ギャップが埋められていくのだ、ということ。そして、その際起きる現象を、著者は、「縦の平準化」と主張する。所得水準、ビジネス情報、経営ノウハウ、などの先進国との間にあった巨大なギャップが、急速に埋められて国際水準に近づく、これを縦の平準化というのである。

2.ヨコの均質化はなかなか進まない
 他方で、田中氏は、文化面での相違は、そう簡単には小さくならない、と見る。それは、大阪と京都、関西と関東、という同じ日本国の中でも、文化、伝統、価値観、考え方、美意識、生活密着の味覚、方言などには、それぞれ独特のものがあり、これは中国でも同じで、車で1時間ほどしか隔たっていない上海と、蘇州の間で、味覚とか、言語とか、文化の相違、町の雰囲気の相違は、大きいとおっしゃる。すなわち、ビジネスの側面から言えば、文化、伝統に裏打ちされた味覚、服装デザイン、便利グッズなどの「歴史に育まれた、特異な文化的商品、サービス精神」に関しては、それぞれ独自のノウハウもあるし、いつまでも新しいビジネス上のチャンスを作り出してくれる、と見る。
 要するに、「ヨコの文化的ギャップ」は、埋まりにくい要素であって、それをネタにした商売は、より永続的に続きうると言うことらしい。いわば、日本車がいくら品質を向上させても、ドイツ的な味付けをした乗り心地とか、座席の堅さなどにこだわった高級車が、相変わらず日本の富裕層に好まれ、売れる、という、そういう側面であろうか。

3.国境は、これからは我々を守ってくれない 
 もう一つ、田中氏が述べていることで、興味深い点は、これまで日本人の高い所得水準を守ってくれていた国境は、実は「砂漠」のたとえで言えば、砂山の周囲に柵を築いて、砂が穴にこぼれ込むのを人為的に防いでいた、その柵のようなもので、しかし、グローバル化の時代となり、インターネットの発達などで、世界の国境という柵が低く低くなっている現代においては、もはや機能しなくなりつつある、という。
 日本企業にしても、智恵のある経営者らは、日本で採用する社員よりも、中国で採用できる社員の方が、ずっと能力的に優れている、特に理工系の社員らは、中国人の方がよほど才能がある、という時代においては、留学生、或いは中国本土での社員採用を増やすから、日本人で才能が不足し、意欲とか能力でも見るべき処がない人物に関しては、益々低所得の派遣社員、フリーター程度の職場しか見付からなくなる、と警告する。要するに、日本人であるが故に、高い給与と高い生活水準を享受できた時代は去りつつあるのだ。

4.生産現場は、益々世界の後進国に向かう 
 ちなみに、これまで大きな穴だった中国の穴が埋まり、平地化していけば、未だに穴が深いベトナム、バングラデシュ、インド、インドネシア、場合によってはアフリカにまで、生産拠点(工場、モノ作りの現場)は移っていくし、そもそも、消費地に近いところに工場を持っていく、という流れもある。これは、タテの平準化という流れだから仕方がないだろう。成長・生産拠点の移転、というグローバル化時代の趨勢については、このブログの09年3月の記事(http://79909040.at.webry.info/200903/article_5.html)を参照願いたい。

5.国境という柵は、どこまで無意味になりうるのか?
(1)中国人は自国で本当は不動産を私有できない
 最近の日本のテレビでは、中国における不動産ブームに関する報道が盛んだ。中国は、社会主義を棄てていないので、土地に対する市民の所有権は、根本的には存在しない。いくら豪華なマンションとか、一戸建ての家を買っても、所詮は、50年、60年の期限付きの「土地利用権」を買えるに過ぎない。ところが、日本なら、個人の私有財産権は永遠だ。そこで、中国の巨大都市の不動産価格が東京とか大阪の水準に並んだ今日、相対的に日本の不動産が安く見え、東京でも、箱根でも、富士山の見えるところ(静岡県)とか、北海道、などでも、中国人の富裕層が活発に日本の不動産物件を買い占めはじめているという。日本の治安が、北米に比べても良いことも魅力の一つらしい。

 そういえば、東京では、最近ヘリコプター・ツアーが盛んになってきたが、これも一説では、富裕層の中国人が、上空から、自分らが買い占めようとしている不動産物件の地理的環境を見て、将来性などを確認しているからだ、という。

(2)日本に住めば、日本に攻め込む必要性はないはずでは?
 小生は、中国という国家を、社会主義体制(人権無視で、個人の権利、自由、尊厳をいつでも独裁体制側が侵害しうる、不当な制度)+帝国主義的野望、ということで、未だに警戒的に見ているし、その軍事面での拡張主義を一番危険視してもいるのだが、他方で、楽観的に見れば、このように中国人達が、日本の不動産を高値で買い占め、更には、これら富裕層が、快適な日本国での居住をより優先しはじめたとしたら、もはや軍事的侵略で日本を乗っ取る、などという、非情に難しい(島国を攻略するには、膨大な数の揚陸舟艇とか、その護衛艦部隊など、極めて巨大な兵力を必要として、経済的には普通、割が合わない)ことを考えるだろうか?などと、いい方向にも想像力が働いてしまう。

 ともかく、中国人富裕層が、一番取得を優先しているのは、カナダとか米国での市民権、或いは、永住権らしいが、日本でも徐々にそういう富裕層が永住をはじめれば、日本経済にも良い効果はないのだろうか?国防の視点からは?・・・・
 小生としては、今のところ、「タテの障壁」(国と国の間の敷居)が消えることで、中国人の日本不動産取得が増え、在日中国人数も増えることが、単純に悪いことにも思えない。むしろ、海外にまで出て、益々中国人は、自国=本国の「住みにくさ、社会主義体制による悪政」に気がつき、「ヨコの文化的、政治的障壁」についても、徐々に考えを深めて行くであろう(しかし、ヨコの変化は、「なかなか進まない」が法則らしいから、極めてながーーい視野で見ていくしかないが)。

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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
 以前、人気ブログ記事では、中国人が移住したカナダのバンクーバだったか、町の変貌が紹介されていました。治安の悪化とスラム化、元いた住民が逃げ出すというものでしたね。2年くらい前だったか、NHK BS特集で、南アフリカに大挙して中国人が移民してきているそうですが、もちろん治安は悪くなり、現地の黒人ばかりか、組織が違う中国人でも抗争と襲撃事件もしばしばと紹介されてました。米国のチャイナ・タウンの不法性は知られていますね。

 中国人が欧米以外に日本の不動産に手を出してきたのを、私は危惧しています。パレスチナもかつてユダヤ人が合法的に土地を買い、移住して来た後、どうなったのかお分かりでしょう。
 中国在住の経営コンサルタントなら、短期的経済的な視点しか持たないし、国防面の視野も疑問です。世界各地の華僑の動向を考えれば、単純に良いことに思えません。極めてながーーい視野で見ていけば、母屋を乗っ取る危険性もあるのではないでしょうか?
mugi
2010/07/06 22:32
mugiさん、コメントありがとうございます。
 4.5.に関しては、小生のコメントであり、田中氏の指摘ではありません。
 小生は、欧州にいる中国人らをある程度は見てきた(観察とまでは言えないけど)ので、彼らの大部分が、金儲けと、家族の幸福に賭けていて、他の視点はあまりないように感じました。
 昔は、彼らも故郷に錦を飾る、という夢を持つ人が多く、広東省には、金を貯めて地元に洋風の高層建築物を建てた、成功華僑達の村が、世界遺産にまでなっているようで、よくテレビで紹介されています。
 最近の中国人は、小生の感じ(英国在住華僑など)では、もはや故郷に帰る夢などは持たず、英国内で良い大学を出て、英国人として出世する(医師、弁護士、その他の専門家)とか、そういう考え方、或いは、やはり中華料理店とか、漢方医薬品店、現代的ビジネスとか、そちらで金儲けするなど、多様化してはいるけど、本国を指向しているようには見受けないです。
 一部のチャイナタウンが危険なのは、きちんとした滞在許可証のない貧困層が潜り込んでいるからでしょう。日本は取り締まりを厳しくすればよい。
 まあ、母屋を乗っ取られる危険性まで危惧するなら、絶対参政権を与えないことでしょう。対応策は、ありますよ。
室長
2010/07/07 00:08
 カナダの町で多数となった中国移民は議会に働きかけ、さらに有利なように様々法律を変えさせたそうです。以前の貴方の記事にも、外国移民に閉口した英国人がオーストラリアに移住すると語ったものがありました。おそらく、日本に来た中国人も絶対参政権を狙ってきます。政治家に贈賄工作などお手の物だし、今でも「税金を納めているのだから、参政権を与えろ!」と在日韓国人は言っているのですから。

 先日、ローマ在住の塩野七生氏のエッセイを見たのですが、イタリアでの中国移民もあまり芳しいものではなかったですね。不法入国は相も変わらずだし、食品汚染、先に来た移民が後からきた中国人を奴隷のように使ったりする。頭数だけは多いのだから、まるで古代ローマ末期の蛮族侵入を思い出します。東南アジアの華僑がいい例ですが、何年外国に住もうが中国人が、「徐々に考えを深めて行く」とは
とても思えません。

 バルカンで過ごしたという貴方が、隣国に関しては「希望的観測、楽観論」を展開するのは不可解ですね。
 もちろん人の見解は様々ですが、私は中韓に関しては決して希望的観測は出来そうにありません。「反日アドレナリン」が噴出する国に私は警戒を解く気にはなりませんね。
mugi
2010/07/07 21:59
mugiさん、
 どうもアジアにおける情勢分析で、意見の差異が出てきたようで残念です。基本的には、小生は台湾、韓国の順で、なんとか手を組める相手となっていくのではないか、と期待していますし、中国への警戒感は捨てないことにも賛成です。
 とはいえ、経済的側面から言えば、心理的排除にばかり凝り固まっていても始まらない、しっかり現実をふまえつつも、相互に利用していくしかない、と考えます。経済とは、多数の人間が衝動的に動く場でもあり、短期的な利益が優先している場でもあり、長期的側面とは裏腹の動きもあり得ます。用心はしつつも、素早く動かないと、利益の出る時機を逸する、そういう厳しい側面を持つので、マイナスの側面を何とか忍びつつも、米、欧州諸国なども、中国との経済交流を遮断していません。遮断すれば、その故に、日本国だけが、経済のグローバル的趨勢から立ち後れ、競争力をもがれ、自滅する恐れもあります。
 
室長
2010/07/08 10:35
(続)
 なお、バルカン半島でも、隣国との関係は、日々変化しており、昔ながらの古い感情では動いていません。
 EU加盟が遅れているセルビア、クロアチア、マケドニア、アルバニアは、経済的に取り残されつつあります。従来セルビア、ギリシャと組んでブルガリアを阻むことが多かったルーマニアは、オスマン時代以来初めて、最近はブルガリアと組んで、「南北回廊」(道路、ドナウ架橋)を通じての交通網改善、西欧とイスタンブールを結ぶ陸の回廊に賛同し、ハンガリー→ルーマニア→ブルガリア→イスタンブールという軸での経済発展に乗り始めています。
 最後の部分には、ブルガリア→ギリシャという軸もあり、要するに既にEU加盟国で、シェンゲン条約上の優遇措置を受けているルーマニア、ブルガリア、ギリシャの3国が、協力して成長を先取りしようという動きが顕著です。

 軍事的には中国警戒、経済的には、中国資本も受け容れて景気を良くすることは拒否しないし、うまく便乗する、というのは、欧米でも同じ態度です。マスコミ報道で、中国人の行状とか、マイナス面を指摘するのも、当然ですが、経済の流れは、相互利益があるから止まっていない、と見るべきでしょう。複眼的、大所高所から情勢分析すべきだと思う。
 それから、人間の個人的能力は、人種論的偏見の視点からは自由に判断すべきであり、小生は中国人、台湾人、ベトナム人、韓国人、インド人の能力も、昔から高く評価しています。在日の彼らの、自由経済の下で、金を稼ぐための努力、工夫なども、我々の参考として、うまくまねていくべきだと思う。
室長
2010/07/08 10:43
 室長さんは以前、「自国の進路を考える上にも、隣国の動静を冷静に観察しないと、めくらになります」と仰いました。私はずっと日本在住している庶民に過ぎず、国際分析の素人に過ぎません。しかし、マスコミに登場する“プロ”評論家とやらの分析のお粗末さを見れば、素人庶民と大差ないことが私でも分かりますよ。
 私も先の拙ブログへの貴方のコメント「日韓関係」には異論がありました。私も台湾、韓国の順で手を組むという考えには賛成しますが、中国のみならず「同盟国」にも警戒感は必要ではないでしょうか?「心暖まるエピソード」の類の心理的好意感情ばかり当てにはできません。感傷的なエピソードに注目するのは、現実からずれることになりませんか?実利の面ならば、対中国でロシアも如何でしょう。もちろんこちらも狡猾ですけど。

 欧米諸国が中国と経済交流を遮断しないのは当然です。地政学的に離れているし、要するに儲かればよいのだから。フランスやドイツなど、中国に武器を売ろうとさえしたことがあります。しかし、隣国にある日本は立場が違いますよ。私も中国と経済交流を遮断せよとは全く思いません。しかし、プラス面ばかり強調する希望的観測論に懐疑的になるのは普通ではないでしょうか?世界史に関心のある主婦ブロガーさんが、面白い記事を書いています。
http://blog.livedoor.jp/rihotan221-sekaishi/archives/51468292.html
http://blog.livedoor.jp/rihotan221-sekaishi/archives/51468864.html
mugi
2010/07/08 22:30
(続)
 私は常々、経済のグローバル趨勢を主張するエコノミストのコラムには疑問を感じています。返って趨勢に埋没し、自国が自滅する可能性もある。塩野氏も経済人は短期的予測しかできないため、政治のことには大所高所の判断が出来ないと辛辣に書いていました。そして、氏は中国は遠からず最もはた迷惑な大国として君臨するだろうとも。グーグルやマイクロソフトさえ中国が一方的に決めたルールに従うように。

 私も中国人、台湾人、韓国人、インド人の能力は日本人以上だと思います。しかし、それだけマトモに組めばこちらがむしられる危険性もある。拙ブログにコメントされる「スポンジ頭」さんも、中国人と仕事をした体験から、やはり信用はできないことを言っていました。バルカン半島に限らず何処でも、隣国との関係は日々変化していくものです。短期的には利益を得ても、長期的には失敗だったということも珍しくありません。

 室長さんと私では年代、人生や性格、頭脳も異なるので、意見の差異が出てくるのはやむを得ないことです。いつも体験豊富な貴方の記事を感嘆して拝読しております。ただ、大変申し訳ありませんが、今回は疑問を感じてしまいました。中国に限ったことではないですが、交易はビジネスライクに徹する他ないと思います。
mugi
2010/07/08 22:31
mugiさん、
 小生が見てきた国際社会の場では、愛想良く「友好を演出し」(腹の内は、実は自分の利益が中心ですが)、交渉し、商売する。経済面でより多くの利益を目指すには、お客様に「愛想良く」するものです。
 愛想良くしたり、友好を演出したり・・・・共産主義者ではなく、商売人としてでも、そういう風に人間感情に訴えていく、それは当然の行為でしょう。
 隣国相手に警戒心もある・・・当然ですが、肩を怒らし、引きつった顔をしていては、商売すら出来ません。
 韓国人でも、5人いれば3人くらいは不愉快な相手ということもあろうかと思うけど、小生の経験では、5人いれば少なくとも二人は結構お互いに分かり合える会話が出来ました。いい人達でした。鼻から韓国人というだけで、心理的にトゲを出しては、分かり合える相手はますます狭まります。
 何も、他国の人と、お友達ごっこする必要性があるなどとは言いません。しかし、インテリというのは、どんなに難しい相手でも、交渉せねばならないとき、商売しなければならないとき、やはり上手に雰囲気を和らげる工夫をして、うまくつきあおうとするものです。警戒心とか、欺されないようにするとか、それは裏にあって良いのですが、これからの世界情勢で、いかに日本国が斜陽、落ち目になったとしても、あの英国がきちんと生き延びているし、英国人は少なくとも言葉、態度で冷血漢の様相は絶対示さないです。
 ブログも、社会に向かっての言葉ですから、オブラートに包んだり、それなりに柔軟さを装ったり、そういうテクニークも必要でしょう。しかし、小生は、結構正直に書いています。あなたと意見が完全に一致しなくても、しょうがないことです。
 
室長
2010/07/08 23:33
(続)
 しかし、もう少し愛想良く、柔軟に、他国、隣国とも向き合っていった方が、より冷静な分析になりうる、という気はします。今回の議論では、小生は、「楽観論」と断った上で書いています。悲観論に陥る場合も、当然あります。今回は、楽観論の方を書いています。
 小生が時折試みる試論形式であり、絶対こういう議論が正しいという信念で書いている議論ではありません。他方、小生の意見ではない、とまでは言い切れない議論でもあります。ブログは、エッセーみたいなもので、小生の意見も、全てが一貫しているかどうか自信はないですが、今回書くに当たってのムードはこういうもの、ということです。
 小生は、米国に対しても、偶にはきつい議論もするし、隣国であっても、少し暖かい議論も、きつい議論も、それぞれあって良いと思う。新聞だって、工夫して、美談を報じたり、厳しく非難したり、産経紙もそういう感じです。もう少し幅を広げた議論で行きたいものです。
室長
2010/07/08 23:39
 とても参考になるレスを有難うございました。拝読して、つくづく私は日本ボケの「田舎者」だと感じました。何しろ国際社会の場に出たことはなし、外国人との交友もありません。ただ、商売人や外交官が愛想良く「友好を演出」するのは当たり前だし、そこが一般人とは違いますよね。「外交辞令」を駆使して、お愛想笑いを浮かべ、駆け引きする。私にはやれそうにありませんね(汗)。
「悪意のある嘘つきは、丁寧な言葉で本心を隠している」と、意味深なことを言った女性ブロガーさんもいました。

 日本人同士さえ対立するし、理解できるとは限らない。まして、民族が違えばさらに難しい。以前貴方のコメントに、様々な民族の存在するバルカンでは「相互無視、相互不交流」が上手くいくコツと書かれていました。バルカンでも難しいのだから、日本人は書くまでもありません。個人間では友情は成立しますが、集団となれば難しいはず。
 また、インテリも様々で、難しい相手とうまくつきあおうとする人ばかりではなく、マルクスのような非人格者もいます。極端なのはテロリズムに走ったり、赤軍派もインテリでしたね。過激派に低学歴はまずいないように、教育水準と人格は別なのか、と思ったりします。
mugi
2010/07/09 22:13
(続)
 仰る通り、ブログはエッセーみたいなものであり、拙ブログの副題にも「書き綴る電子随想」とあるのは、単なるエッセーですよ、との意味があります。現実生活では嫌いだから交際しないという訳にはいきません。内心は嫌いな相手でも交友し、嘘をつきおべっかをつかう必要もあります。だから、せめてネットの世界では想いをかなりストレートに書くし、気の合う人たちを中心に付き合いたいと思うに至りました。

 それでもやはりムードは大切ですね。私は明け透けモノを言い過ぎる欠点があり、感情的になりやすいので気を付けているつもりですが、三つ子の魂何とやらで、なかなか直りそうもありません。
 外交は友好ムードを演出、握手しながら、片手でいつでも殴れるように拳骨を握っているようなものでしょうね。
mugi
2010/07/09 22:14

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