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zoom RSS 英国旅行2011年(その一)

<<   作成日時 : 2011/12/12 10:37   >>

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小生夫婦は、11月25日から2週間英国旅行を行いました。二女が6月末に産んだ我が家としては初めての男の孫の顔を見に行ったのです。本当に色白で、顔には今のところ少し東洋系の感じもある、かわいらしいハーフの子供です。残念ながら、他の多くのハーフの子供同様に、蒙古斑は見あたりませんでした。
 そういうことで、今回は、日記風に、我が家の英国旅行、そして旅の中で感じたことなどを書きます。

11月25日(金)晴れ(日本)
 8:10リムジンバスで成田第2ターミナルへ出発。ターミナル内の銀行で、6万円を英国ポンドに両替え。1ポンド=131円弱だった(注:ポンドは、新聞のレートでは、121円弱だが、現金を「買う」と、普通10円ほど高いレートとなる)。
    11:35 成田→ロンドン NH201
   15:15着 飛行時間:12:40

15:30頃ロンドン・ヒースロー空港第3ターミナル着。入国審査では、我々が書いた入国用カードのデータに基づき、「2週間だけの滞在ですね」と係員(中東系の若い女性、白いスカーフ着用)が念を押した。「娘が初めての男の孫を産んだのだ」と教えると、それは良かったと顔をほころばせてくれた。荷物を受け取った後の出口で、娘婿が出迎え。

 16:20分頃、ヒースロー空港第3ターミナルから出て、高速道を走り、やがて市内の町並み。07年以来日本にばかり居て、すっかり忘れていたが、アイルランドのダブリンとも全く変わらない、英国風の家々のデザインが、街道沿いに続き、近代式高層ビルがほとんど無い、全くの昔ながらの英国風景だ。
 田舎町も、ロンドンも、あまり町の風情に差がない。そう言えば、米国首都のワシントンの風景も、ほとんどこれと変わらなかった。歴史と伝統の英国風の町造りは、戸建て住宅、或いは長屋式の同じ形の建物が延々と続き、調和が取れた風景だ。日本の町の風景とは全く異なる。もっとも、敷地の広い戸建てと違い、長屋式は、数軒の家が一つの建物内に纏まっていて、一戸ごとの面積は意外と小さく、慎ましやかだ。もっとも、前庭、或いは裏庭があるから、その意味では、割合と各戸当たりの土地面積はあるとも言える。二女の家も、狭くて、慎ましやかな長屋の一つ。
 17:20頃、East Finchley区の二女宅に到着。
     
夕食は、娘が作っていたラザーニャを楽しむ。そう言えば、ここ数年日本ではラザーニャを食べていない気がする。ラザーニャは、手間がかかるが、妻の得意メニューで、チーズをたっぷり味わえるし、何時も美味で楽しい。日本では、意外と面倒で、作らないのだ。

 
11月26日(土)曇り(ロンドン)
 9:30頃、Tesco(大型総合スーパー店)に向かう。バーニツァ(ブルガリア料理、セルビアではブレック、トルコではボレッキと呼ばれる)用のパイ生地、ギリシャ製のフェタチーズ(ブル語ではシーレネ)を購入。その他、懐かしいライ麦パン、オリーヴの漬け物、サラミ類、チーズ類、ザクロ、ブドウ、なども購入。
 チーズ、バターなどの製品は、フランス製、英国製などの高級品が、結構安く買える。日本では、「成城石井」店で、すぐに1千円ほどもする品物が、2--300円程度と割安なのだ。前回渡英した07年は、1ポンド=250--260円という為替レートだったが、今回は半額の120--130円と通貨価値が円高だから、何でも安く感じて当然だが。

  午後、Kenwood House(昔の貴族の邸宅らしい)見学。この邸宅隣接のHampstead Heath公園も見学。遠くに、シティらしき、高層ビルが見えるが、本当にビルの少ない風景だ。

夕食にバーニツァを作り食べた。バーニツァには、Tescoで買ったパイ生地(Filo Pastry)、ホウレンソウ、ギリシャ製のフェタ・チーズ(ブル語ではシーレネ)、同じくギリシャ製で極めて硬めで美味しいヨーグルト*、などを使った。
 パイ生地には、念入りにまず植物油を刷毛で塗り込め、更には溶かしバターをたらし込む、その上で、炭酸飲料水でフェタ・チーズ、ヨーグルトを薄めつつかき混ぜてドロドロに捏ね、更には事前に湯通ししたスパナック(ホウレンソウ)を切り刻んで混ぜておく。
 パイ生地2--3枚毎に、上記のドロドロ混ぜものをパラパラとあちこちに散りばめ、くるくると巻いて、1本できあがり。更に2枚目のパイ生地2枚を敷き、もう一度ドロドロ混ぜものをパラパラと置き・・・またくるくる巻いて2本目、と言う風に、今回はとぐろ巻きにせず、プレート内に、縦に海苔巻きを並べるような形で6本を作った。
 プレート内に並んだバーニツァの元には、更に植物油、溶かしバターなどを上から相当大量にかけておく。電気オブンで220度、約40分でできあがった。かなり大量に、植物油をかけても、できあがる頃には、結構表面はパリパリとしている。油分はパイ生地内に吸収済みで、べとべとしないから不思議だ。
 ブルの市販のバーニツァは、油が外のパイ生地から溢れて、油でぎとぎとだから、どれほど大量の植物油を使うのか想像できないほど。小生宅では、油はある程度控えめで、じとじと染み出ない方が好みだ。
注*:日本のヨーグルトは、原料乳の品質がギリシャ製に比べ劣るらしい上に、どうも水分が多すぎるようだ。英国で売られているギリシャ系ヨーグルトは原料乳が濃い(脂肪分10%のものもある)上に、水分が極度に減らされていて、脂肪分2%のTotalという銘柄のヨーグルトでも、極めて美味で、日本との味の差に改めて驚いた。日本の乳業会社も、もっと頑張って、本当に美味しいヨーグルトを作って欲しい。)
   
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  焼く前は、このように植物油でぎとぎとにパイ生地表面を塗りたくる。

  
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  焼けた後は、このようにパイ生地表面はぱりぱり、中身はしっとり。


11月27日(日)晴れ
 ランチに、歩いて近くの商店街にあるトルコ料理店DURUMに赴く。ひらったい中東風のパンが出た。
 メゼ盛り合わせ:ピーマン、ルースカ・サラダ(ロシア風のジャガイモサラダ)、インゲン豆、キュウリとヨーグルト、ハイヴェール(タラコのマヨネーズ仕立て)。
 妻がムサカ(ジャガイモとクリームが主体のオブン焼き料理)、小生はオーバジン・ケバープ(巨大なナスのお腹に羊肉団子を入れた料理)、娘はファラフェル(豆コロッケ)。
 43ポンドで、50ポンドからのおつりはチップとして置いたが、少しチップとしては多すぎた。普通は10%位でよい。
   
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   駅前商店街にあるトルコ料理店外観。

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   トルコ料理店の前菜(メゼ):おいしいぞ!!
   

 夕方、故障したばかりの電子レンジの代替品(Panasonicブランド、中国で下請け製造)を、電気製品専門店で購入。より小型で、小さいキッチンには重宝するサイズ、ただし、オブン機能は無し。70ポンドほどと安い。Sanyoなら50ポンド弱だったが、少しサイズが大きめなほか、メカの手法がPanasonicの簡便さに比べ使い勝手が悪そうで、やめた。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。

 旅行記その一を面白く拝読させて頂きました!ヒースロー空港の入国係員が白いスカーフ着用した中東系の若い女性だったというのは、いかにも英国らしいですね。確か80年代半ばだったと思いますが、司馬遼太郎がインド、中東系移民が空港で英国に入国しようとする光景を見て、彼らなしでは英国はやっていけないようだ、とエッセイに書いていました。
 しかし、街並みは変わらないというのは興味深いですね。長屋式の同じ形の建物が延々と続くとは、英国のロックバンド・クイーンのプロモーションビデオでも見ました。これは'84年度制作ですが、今も同じたとは…

 そして、日欧ハーフの赤ん坊の多くには蒙古斑がないのですか?これは初耳です。トルコ人の赤ん坊の多くには蒙古斑があると聞いたことがありますが…

 他国のヨーグルトは口にしたことがないので知りませんが、日本のそれは水分が多いのでしょうか??ダイエット用に日本では、無脂肪タイプまで作られていますが、味はやはりイマイチ。

 そしてトルコ料理の前菜(メゼ)は見るからに美味しそうですが、ボリュームにも驚きました。前菜でこの量なら、メインはどうなるのやら…トルコ人の中年に太目が多い理由が分かりました。
mugi
2011/12/13 21:45
mugiさん、おはようございます。
 実は、小生は空港係官の顔を思い出せなかったけど、妻が色白でスカーフしていて、中東系ムスリムらしいと記憶していました。
 ともかく、今回遭遇した、高校生の帰宅風景でも、インド、中東、黒人系など、またスカーフしたムスリム系とか、多国籍で、英国人本体は3割程度かも。この高校の場合、どうも極東アジア系は少ない感じでした。まだまだ、東アジア、中国の比率は、英国国籍者或いは永住権者には小さいかも。印パキ系、カリブ黒人系、中東ムスリム系・・などが多いように思う。
 なお、Polishなど東欧系も増えているはずだけど、白人系の彼らは、外見でアングロサクソン、またはスコッツ、アイリッシなどとも区別はつきにくい。

 街並みは本当に変わらないです。戸建ても、長屋式も、本当に昔のものが多い。たしかに、若干新築の長屋式の家(低所得者用公的賃貸住宅)も見たけど、若干近代化されているけど、それほど昔の長屋式と大きく変わるとは言えない外観です。アルミサッシにするとか、もっと多くの近代化作戦もあろうけれど、街並み風景という意味では、余り奇抜な近代化はよくないかも。
室長
2011/12/14 04:38
(続)
 ヨーグルトは、ギリシャ系の会社が、英国で作っているものと、ギリシャから直接輸入しているものと、両系統ある感じ。
 Totalという、昔から、ドイツなどでも売っていた銘柄は、ギリシャ本国の北部「マケドニア」地方での製造、とわざわざ書いてある。この北部ギリシャは、もちろん、ブルガリアのロドーピ山脈地域(明治の宣伝にある、ブルガリア菌の故郷)と隣接していて、ブルガリア菌が採れるに決まっている。そもそも、住民の多くは、ギリシャ化された「元ブル人」のはず。
 まあ、菌そのものというより、ヨーグルトの製造手法として、どこまで水分を絞りきるか、という点に差があるようです。英国で最近主流のプレーンヨーグルトは、ともかく水分を絞りきっていて、豆腐で言えば固絞りというか。蓋を開けて、上部に水分が浮いているのが日本の場合ですし、少し食べて、また冷蔵庫に入れておくと、本当に沢山水分が出てくる。
 しかし、英国のヨーグルトは、一切水分が滲み出てこない。thickな、と自ら宣伝しているほど。だから、脂肪分2%でも、濃い味となる。
 もっとも、果汁などを混ぜた、甘い系のヨーグルトは、少し水分も多く、どろどろと喉に流し込みやすい液体系です。しかし、プレーン系は水分ゼロで、硬目の絹ごし豆腐を食べる感じとなる。

 トルコ料理のメゼ(6種混合)は、数名で分かつ前菜と考えてください。メーンディッシュも量が多いから、そんなに沢山は食べれない。
 
 この店には、小生から見て、外見はテッサロニキで見かけるギリシャ人婦人とほとんど同じ、トルコ系の女性が二人で昼食に来ていた。小アジアでも、海岸部は、「民族交換」前は、ギリシャ系が多数派だったように、今のトルコ人の中には、外見上ギリシャ人としか見えない者も多いようだ。
室長
2011/12/14 04:56
室長様、お世話になります。連日、猛暑ですが如何お過ごしでしょうか?

お嬢様はイギリス人男性とご結婚されているんですか・・・僕の住んでいる京都でも欧米人男性と日本人女性のカップルは目立ちますね、スターバックスへ行くと頻繁に見かけますよ。反面、日本人男性と欧米人女性のカップルは全く見かけません。欧米人女性は少ない上、日本人男性を見向きもせず欧米人男性と交際しているようです。

実は前、アメリカ人女性、ローズとカフェで出会ってカラオケや花火大会に行った事がありました。その時に”日本人男性は欧米人女性に不人気?”と英語で質問した所、次のような答えが返って来ました。アメリカ人女性から見た日本人男性の印象・・・。

1 仕事を家庭より優先する、2 英会話が下手、3 レディー・ファーストのような西洋的マナーを身につけていない 4 欧米人男性と比べて考え方が古く、男尊女卑 5 欧米人男性に比べ jerk(いやなヤツ)や geek (オタク)が多い 6 中国人のような他の東洋人と外見では非常に区別しにくい・・・

英会話を一生懸命に聞き取った限り、大体こんな感じでした。アメリカ人女性は性格が非常にストレートで、余りにも悔しくて、その事ばかり考えていましたよ。

日本人男性が不人気な理由は一体、何とお考えですが?欧米人の東洋人に対する人種的偏見が大きな理由だと個人的には考えています。
http://www.imdiversity.com/villages/asian/secret_asian_man/strips/SAMHollywoodThanks2.asp
Alex
2012/08/03 20:34
Alexさん、こんにちは、
 日本人男性も、東欧、ロシア、ベラルーシ、ウクライナ、などの、未だに現地男性の収入が低い国では、もてるはずです。やはり男の価値は「金を稼ぐ能力」が第一で、性的な魅力などは、無視しても良いような、そういう価値観の国の女性を相手に考えてはいかがでしょう。東南アジアの女性も、所詮は、日本人男性の優しさよりは、給与の高さ、実家の豊かさ、などに惚れるのではないか??
 アメリカ人女性だって、場合によっては、日本の田舎の自然な暮らしがよい、という人もいるようだけど、稀でしょうね。
 では、日本人女性は、なぜ外国人との結婚を好むのか??我が娘の場合、英国での暮らしを続けたかったから、というのが第一の動機と思う。我が娘は、英語の方が楽で、日本語の暮らしがしたくなかった、また背が高すぎるので、日本人で釣り合いの取れる人が少なかった、ということもある。もちろん、外国で育ったので、単純に日本人の顔が、さほど好きになれなかった、ということもあるようです。
  小生自身、日本人女性と結婚しているから、欧米女性との結婚など、いくら勧められてもご免だし、世界中の男性が日本人女性に憧れるのは、必ずしも金銭面での利益ではなく、愛情を大切にするし、家庭的、世話好き、そして料理がおいしい、等々、日本人女性が素晴らしいからです。
 Alexさんも、無理せず日本人女性の中から選ばれると良いと思います。或いは、東南アジア女性でも狙ったらどうでしょう。
 
室長
2012/08/05 08:30
(続)
 そういえば、この項で取り上げた、ギリシャ風の水分の少ないヨーグルトは、実は木綿袋で、普通のプレーンヨーグルトをしっかり水切りすれば、同じような濃厚な味となり、楽しめます。コッテージチーズを作るときに使う、木綿袋の活用です。
 更には、最近、森永乳業が、「ギリシャ風ヨーグルト」という、小さな容器入りで150円ほどと、お値段の高いものを売り出しました。小生も昨日買ってきて食べてみましたが、まさに味としては、英国で食べたギリシャ風のTotal社製ヨーグルトと同じでした。価格が高すぎるので、上記のように、普通のプレーンヨーグルトで自家製する方が得ですが。
 ともかく、水っぽくない、濃厚なヨーグルトの魅力が、蜂蜜(さすがに、高価な故に、付録として蜂蜜が付いている)と一緒に食べると、益々満足できます。
室長
2012/08/05 08:49

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英国旅行2011年(その一) ブルガリア研究室/BIGLOBEウェブリブログ
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