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zoom RSS 英国旅行2011年(その二)

<<   作成日時 : 2011/12/13 11:03   >>

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 前回に引き続き、英国旅行の「その2」です。


11月28日(月)曇り
 9:30頃家発、地下鉄のノーザン・ライン*で→ Royal Botanic Gardens Kewへ。Kew駅に行くに当たり、東京のスイカ(Suica)のような、Oysterという電子カードにクレジット・カードからチャージして切符として利用。ロンドンも、Oysterのおかげで、07年当時に比べ、地下鉄の利用が楽になっている。
 11:10ガーデン入り口、英国の古くからあるガラス製温室での熱帯植物園、サボテン植物園、などが並んでいる。
    (注:ロンドンでは、普通地下鉄を使うことが多いが、今回地上部分のみの路線電車は、Overgroundと言うらしいことを発見した。Undergroundの逆だから、こういう表現となるらしい。ロンドンでは、地下鉄が先に出来たので、後で地上路線をOvergrondと名付けたのかも。面白い発想だ。)

    
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 12:30園内の食堂でランチ。ブラック・ライスなどの古代米も使った、野菜入りチャーハンといった感じの料理は、意外に美味だった。スープもジャガイモの裏ごし中心の野菜だが、結構美味しい。コーヒーなど飲み物が付いて1人前10ポンドほどで、セルフサービス。

 園内では、goose(ガチョウ)が放し飼いされていて、近寄ってくる。パンなどを持ってきていなかったのが残念。もっとも、数が多いから、パンはかなり多くの量を持参する必要があるかも。
夕食は、近所(とはいえ車で行く距離)の日本食材店で鯖、イカを購入し、日本風に料理。魚、柑橘類、卵にアレルギーのある二女は、魚はダメで、このため豆腐を購入。婿は、鯖、イカともに大好きである。この店では、マグロのトロなどの高級食材もそろっている。おろしを作るために大根も購入。

11月29日(火)雨
 この日は雨だったので、屋内で楽しめるところと言うことで中華センター(China Centre)に車で出かけた。
 丁度昼食時に到着。ランチにはこのショッピング・センター内のCafeでRoast Duck、Pork Belly Roast、Pork Honey Roastと3つの肉料理、及び固麺のnoodle vegetable、及びboiled rice、ジャスミン・ティーを注文。3皿の肉料理は、いずれも量が相当多くて、食べきれないほどだったが、婿が食欲を発揮し、何とか全てを平らげた。

 食後、センター内の中華食材スーパー部門で買い物:米粉を使った麺類、ソース類、その他を買い込んだ。中国製食材類の価格が安いこと、日本製品も、日本酒、日本製ラーメン、その他若干が揃っていることに感嘆。中華菓子類も購入。

 M&S(マーク・アンド・スペンサー)のスーパーにも立ち寄り、美味そうな全粒粉(wholemeal=whole -wheat flour)のパン、およびサラミ、果物、オリーブ漬け物、などを購入。
 夜は、娘の得意な中華ヌードルでさっぱりと。

11月30日(水)晴れ
 ロンドンから南東方面のHever Castleへ。ヘンリー8世2番目の妻で、エリザベス1世を産んだアン・ブーリン(Anne Boleyn)の生家で、両親の自宅があった城だ。

 庭園は広大で、ローマ風の石像彫刻が並ぶエキゾチックな風景、かなり大きな池(Lake)もある。城内は、意外と小さいお城という感じだが、ローマ帝国風の庭園には、成金趣味的に、かなり潤沢な資金を投じたらしいことが窺える。広大な庭園だし、気候も良い地域だから、昔から庭園の散歩は良い気分だったと思われる。ブドウ、姫リンゴなどの実が残っていた。

   
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 観光後、城をすぐ出たところにあったパブでランチ。小生は、野菜の裏ごしスープとJacket Potatoというポテトの真ん中の切れ目に、チーズ、豆などを入れ込んだ料理を食べた。娘夫婦は、牛肉のPie、妻はPloughman'sという、チーズ、野菜、サラダなどを主体とした農民用のランチ・メニュー。パブの店内には、アン・ブーリン他、ヘンリー8世の妻達の肖像画とヘンリー8世の肖像画の複製が並ぶ。パブでは、先に注文して料金も支払っておくシステム。

   
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   Jacket Potatoです。新鮮野菜がたっぷりで、本当においしいぞ!パブ食は美味だ!

 店の名前も、ヘンリー8世だった。こういうパブは、何百年前からの店がそのままリフォームを重ねつつ、元の建物を使っているという感じで、どこに行っても歴史を感じさせてくれる。天井が低いとか色々難点は残るが、西欧石造り建物の良さは、何時までたっても生き残れる、ということだ。老人になってみると、昔からの町並みが変わらない、建物がそのままの形で残っている、などという、古い伝統重視の姿勢は好ましい。


12月1日(金)雨、晴れ、曇り
 早朝大雨が降ったが、晴れたので、9:30に出発。
 古代ローマ都市遺跡Verulamium(AD50年以来約400年間栄えた都市)を見学。ロンドン郊外に所在した、ローマ帝国によるブリテン島占領時代の最大都市遺跡という。St.Albans市の外れに、博物館と、モザイク遺跡、湖の縁に少しだけ古代防壁の一部がある。また、少し離れて別方向にTheatre遺跡が所在している。
  
 博物館の展示は、工夫されている。しかし、既に観光シーズンではないので、どこに行っても結構地元の小学生が集団で学習・見学に来ていた。また、来客の多くは英国人で、外国からの観光客は少ない。

 博物館裏側のパブでランチ。小生は、ラム(子羊)のレバを注文したが、レバの品質はいまいちで少しがっかりした。そもそもラムのレバは小生には合わないらしい。妻はScampi(エビ)の揚げ物、婿どのはソーセージ盛り合わせ、娘はBurger。
   
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   婿殿がオーダーしたソーセージ盛り合わせ。これもおいしそうだったぞ!

 これらはそれぞれまあまあ満足行く味だった。どこのパブでも、ビール1杯とかの飲み物と、ランチ料理1品で、普通合計10ポンドくらいの値段で、しかも肉類の他に付け合わせに温野菜、或いはチップスをたっぷりの量つけてくれるから、まあ日本のファミレスと比較して考えれば、むしろ今の為替レートだと、日本より値段が安いくらいだ。味も、ファミレスと同じくらいのレベルは必ずあるから、英国料理が不味いという評価は、過去の遺物だと思う。

 一昔前は、為替レートが高かったから、多くの日本人は、高級レストラン並みの品質、味を要求してしまい、不味いと感じたのであろう。或いは、日本人の悪い癖で、他人の意見に依存してしまうから、「英国料理は不味い」と皆と同じことを言う。ファミレスの値段で、日本のファミレスと比較すれば、味は同等で、量的には、日本より良心的で、肉も野菜もたっぷりの量が来るのだ。

 その上、最近の英国料理は、タイ料理、中華料理、などの味も取り入れて、東洋ソース類(東南アジア系・中華系ピリ辛ソース)も使うことがあるほど、研究熱心だから、決して普通のパブ料理は不味いとは言えない。要するに、英国市民のパブ離れが激しいから、パブも必死で料理などに工夫していて、生き残りを図って努力しているのだ。
   (注:パブ離れの原因は、@タバコが吸えなくなった、Aスーパーの缶ビール、ワインなどが安値となり、パブのビール、酒などが割高に感じられるようになり、自宅で飲むようになった、B料理なども、英国市民が東洋系、バルカン系、中東系など、色々なレストランで舌を向上させたから、不味い料理のパブ、工夫の足らないパブは、生き残れなくなってきた・・・などらしい。娘宅の目の前のパブも既に倒産して、近く長屋住宅として再建されるらしい。)


12月2日(金)曇り、晴れ
 Windsor Castleを観光。この英国王室が未だに公式行事などを行う城は、ヒースロー空港の近くに所在するが、これまで実は小生としては、一度も行っていなかったことを今回発見して(インターネットで調べたが、見覚えがないので)、11月に長女家族と一緒に行ったばかりで、同じところは退屈なはずの二女夫婦だったが、敢えて連れて行って貰った。

 さすがに、現役の宮殿というか、規模の壮大さ、装飾のきらびやかさ、城内の展示品の豪華絢爛さに圧倒された。護衛部隊の交代式も偶然見学できたし、なかなかの見物だった。既に英国旅行は、合計すれば10回近くになる小生が、これまでこのお城を観光していなかったというのは、却って自ら驚いたほど。そういえば、小生家族の英国旅行は、二女と会うのが大部分の目的だから、観光という意味では、二女が過去に滞在・居住していたBath市とか、結構偏っていて、ロンドン近辺の観光地は却って、さほどこれまで重要視していなかったのだ。
    
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   衛兵交代式を見られた。しかし、冬の衣装は夏に比べ地味だった。

  
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   お城は、外観もそれなりに立派だが、内部は本当に絢爛豪華、撮影禁止なのでご紹介できないのが残念。

 ランチには、タイ・レストランを選んだ(前回ラム・レバで失敗したから、また東洋料理で無難に、慣れた味を、との考え)が、これが大失敗で、ランチ・メニューは値段が安い分、量が少なく、満足できず。結果、近くで見付けたイタリアン・ケーキ店で、ケーキ類、サンドイッチを買い、帰路の車内で食べた。何とこのサンドイッチが、実に美味だったので、嬉しい誤算となった。ナンのようなパン(もしかするとピザ生地)に挟まれたチーズ+トマト+葉野菜+ハムのサンドイッチだが、どういう訳か(暖めてくれたせいもあるかも)、実に美味しい。さすがは、イタリアンの味加減か??おいしいけど、何しろ大きくて、小生も半分でお手上げ。残りは娘が食べた。英国では、Take awayのサンドイッチが意外に美味と言うことらしい。ちなみに、最近はダイエット指向というか、ケーキ類も砂糖控えめで美味しくなっている。すなわち、日本のケーキに味が近くなっているが、量は多めで、その分割安、とも言える。

 夜は、2回目のバーニツァを作った(今度は娘の主張を入れ、とぐろ巻き)他、焼きポテト(巨大サイズの上質ポテトが安いので)を楽しむ。バターもチーズも安いし美味だから、焼きポテトは本当に美味しい。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。

 アン・ブーリンの生家の城が保存されているのはいかにも英国的ですね。画像を見ただけで庭園が実に広い!つい、貧乏根性で何坪ある?と思ってしまいます(笑)。
 英国のスーパーM&Sの名は聞いていますが、創業者の一族と結婚して貴族になったと舞い上がっているマークス寿子なる女がきっかけです。日本での一部英国嫌いに、この女も貢献しているのではないでしょうか?ちなみに彼女の元夫はユダヤ系なのがwikiに載っています。

 Jacket Potatoという料理は初めて知りましたが、本当に美味しそうですね!また、婿殿が注文したソーセージ盛り合わせも美味しそう。どちらもボリュームがありすぎ、日本女性にはメタボになりそうなメニューです。
 そして、英国市民のパブ離れが激しいとは知りませんでした。英国=パブなのに、飲食店の流行り廃りは日本のように激しいのでしょうか。
mugi
2011/12/15 22:27
mugiさん、こんにちは、
 アン・ブーリンという女性、なかなか激しいところもあったと聞きます。庭園も、お城も、アン・ブーリンの両親が成金的に築き上げたものらしい。現在のものは、米国に移民して成功したアシュケナージ系ユダヤ人家族が、相当なお金をかけて修復したものだそうです。マークス寿子と同じというか、お金で貴族称号を買い取ったユダヤ財閥のおかげで、今も素晴らしい庭園を見れるし、城内も古い形が再建されている。面積も、Lakeがあるほど広いです。英国貴族の邸宅は、本当に凄い広さだし、豪華な家具、絵画も魅力です。

 ジャケット・ポテトは、小生も今回初めて知った。大きくて味の良いポテトがあるからこういう料理も映える。量が多いけど、新鮮野菜が多いので、意外と日本人女性でも大丈夫な質量でした。他方、小生、今回の旅行で、おいしい料理とチーズ、サラミ、パンなどを満喫したので、2kgほど体重が増えて、減量中です。
 パブは、総称で、実際にはレストランなどの名称が多いのですが、確かに英国も生活水準は頭打ち傾向と思う。製造業が労賃の安い中国、東南アジアに奪われているから、先進国はどこも失業が増え、大変なのです。他方、英国で今回我々が行ったレストランの多くは、トルコ系、ギリシャ系、レバノン系と、移民勢力側によるもの。従業員らも、生き生きしている。
 英国系のパブは、工夫してこれらの移民系レストランとの競争に打ち勝たないと生き残れないのです。だから、もしかするとコックも移民系のシェフを雇っているかも知れないです。味が、良くなっているし、オリエンタル系のソースも使う!。
室長
2011/12/16 10:01
英国料理の評判については以下の2chまとめサイトが面白かったので、お暇なときに気が向いたら読んでみてはいかがでしょうか。
(アスキーアートの元ネタのマンガを知らないと、わけが分からない所があるかも知れませんが)
超要約すると(もちろん諸説あると断っていますが)、世界最初の産業革命による急激な都市化のせいで食文化が荒廃したのが悪評の原因のようです。

やる夫と食べるイギリス料理
http://snudge.blog38.fc2.com/blog-entry-1282.html
スだまり
2011/12/17 23:24
スだまりさん、コメントありがとうございます。
 ご紹介のブログ、相当凝っていますね。まさか、PC文字使っての漫画とは。そして確かに、料理とかに関する蘊蓄は、結構凄そうですね(その一)しか読んでませんが)。
 ともかく、小生としては、英国でサンドイッチしかおいしくない、と思ったのは、30年以上前だし、娘が英国人と結婚した後は、娘の案内で、それなりにおいしい店に行くから、ほとんど外れもなく、何時もおいしいです。
 2チャンネルとかは、行ったことがないので、そのまとめサイトまであって、それなりに面白いブログとなっているらしいのは、感心です。
 なお、食文化というのは、不思議なもので、小生は、基本的には飲食店の間の競争が激烈なほど、おいしい店が出てくると思う。今の英国は、中東、東地中海系の人々がエスニック料理の技を持ち込み、パブに対して競争を仕掛けている、また、伝統の中華料理とは違った食のジャンルとして、大きく伸びている、と思います。そこが素晴らしい!
室長
2011/12/18 08:43

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