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zoom RSS 尖閣防衛に無人兵器を活用せよ

<<   作成日時 : 2012/10/22 15:18   >>

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今日小生が書こうと思ったのは、「無人兵器」の開発である。無人兵器に関しては、小生が既に07年頃からこのブログで、早く有効な自衛隊戦力として、開発を急ぎ、配備するべきだと主張してきた*。もちろん、国防には素人の小生が、色々言っても大した圧力にはならないが、最近の尖閣列島問題に鑑みても、また、中国の無人機開発への注力ぶりから見ても、急ぐべき課題だと思う。
   (注*:小生ブログで無人兵器への言及は、下記の記事を参照願いたい:
無人兵器について: http://79909040.at.webry.info/200905/article_2.html
無人兵器:http://79909040.at.webry.info/200904/article_5.html
拉致被害を真剣に考えるなら: http://79909040.at.webry.info/200712/article_4.html

1.産経紙が、「中国が尖閣に無人機を飛ばせる計画」だと警告
 10月21日付産経紙は、第1面で、ワシントン発小森義久氏発の情報としてこの点に警告する記事を掲載した。
 要旨は、次の通りだ。

 元CIA専門家らが組織する安保関連調査機関「リグネット」は、19日、「中国が無人機で、紛争諸島の主権を強化する」と題する報告を作成した。中国海軍が最近、海洋での無人機使用を強め、「特に尖閣諸島に向けて将来、頻繁に飛行させる計画だ」という。
 中国は軍事用無人機の開発、使用に熱心で、オーストリアのシーベルト社製S100型無人ヘリ18機を既に購入したほか、国産の多様なデザインの無人機も開発し、既に配備すらしている。
 2011年6月に、中国艦隊が尖閣近海を航行した際にも、フリゲート艦上からヘリ型無人機1機を発信させ、尖閣付近を飛行させた。この無人機は中国製だったようだ。
 尖閣付近で日本の領空を意図的に侵犯し、中国側の「領空権」や「主権」の主張を強める効果を意図している。
 報告では、上記の他に、次のように日本の弱点を指摘している:「日本の現行憲法の制約下では、自衛隊は、たとえ自国の領空侵犯でも、外国の無人機を撃墜は出来ないだろう」。「中国側も、日本のそう言う制約を知っているため、無人機の尖閣空域への飛行を怖れない」としている由。

2.自衛隊も、無人機の開発、配備を急げ
 小生が、07年頃から、素人ながらも危惧していた、日本における無人兵器開発における遅れが深刻らしいのに比して、既に中国側は、無人機開発の一層の推進、配備、使用、という事態にまで発展しているようだ。

 小生は、F35のような、最先端かも知れないが、有人で、高価で、しかも本格配備が何時になるか不明な、技術的にも不安の多い戦闘機に大金をかけるよりは、ロボット技術先進国として、日本の国産技術で、1機1億円〜20億円程度の、各種の無人機を開発して、早く配備すべきだと思う。特に尖閣諸島などには、無人兵器を装備した自衛隊の部隊(50名程度)を早期に常駐させるべきなのだ。

そもそも、ヤマハ発動機の農業種蒔き用ヘリ(しかし、軍事転用可能)を、こっそり同社が中国に輸出して問題となったのは、相当前の話だ(検索したら、06年1月の記事だ)。日本の民間には、ヤマハ以上に軍事用飛行機開発の歴史が深いスバルとか、三菱重工とか、その他の航空機メーカーがある。これら企業に、小型プロペラ機に、種々の電子機器を積んで、更に、機関銃を装着し、その上、爆弾も1--2個搭載し、或いはミサイルを搭載して、沢山配備して、地上から遠隔操作で敵艦隊、或いは敵の地上目標を攻撃できる武器として開発・整備させれば、1--2億円でも、結構良い性能の無人攻撃機が製造可能と思う。電子機器以外は、旧来の技術で、例えば乗用車エンジン程度でも小型プロペラ機は作れる。模型飛行機にミサイル、爆弾などを搭載すると考えれば、数百万円の無人兵器すら可能だ。
 安価な無人兵器ですら、戦車などの在来型旧兵器に比べ、空から攻撃が出来るし、より遠方の敵に対応が可能だ。

 米軍の無人偵察・攻撃機などは、ジェットエンジンを搭載した高性能機で20億円以上というのもあるらしいが、これらは既に、米国本土からTVモニターで映像を見ながら、攻撃指示して、ソマリアとか、パキスタンの地上にいるアルカーイダ幹部などの爆撃攻撃に利用されているという。

3.一番の急務は、憲法解釈を変更して、武器使用規制を緩めること
 上記の元CIA専門家らが指摘するように、日本の自衛隊のアキレス腱は、現行憲法を厳密に解釈してきた「狭い法解釈優先」型の「自主規制」の煩雑さだ。もちろん筋論では憲法改正するべきだが、時間がないので、迅速さを優先するなら、「解釈改憲」という便宜的手法を国会で行使すべきだ。

 今のような、法的に厳密すぎて、「自主規制」ばかり多い体制では、自衛隊は何れにせよ「張り子の虎」で、発砲できないで、悔し涙に暮れるばかりだ。海上保安庁の機銃程度ですら、無法な中国漁民らに「威嚇射撃」すら、簡単にできないらしい。
 こういう過剰な「防衛オンリー、自衛用武器使用基準の厳しさ」にばかり拘った法解釈が、自衛隊、海上保安庁を苦しめている。

 これは実は、自国の自衛隊を一番危険視し、隣国諸国軍の「良識」には、「信頼」の目で見てきた左翼偏向にすぎたこれまでの日本国世論による、自衛隊虐め、自衛隊への規制中心の国防体系、という「過去の悪しき遺産」のせいでもある。

 中国が凶暴化し、韓国すらもが、侮日的態度をおおっぴらにしている現在、更には北朝鮮の脅威が強まっている現在、憲法、法律の「解釈変更、自主規制緩和」などで、我が国が国防体制を、普通の国並みに向上させうる手段は多いはずだ

4.無人兵器+戦闘態勢への迅速な変換
 無人機などの、実用的で、安価な軍事力を整備して、更には、法的規制を緩和して、非常時には敏速に武器を使用できるようにする、これこそが中国などの「脅威の高まり」に対して、早急に整備していくべき課題である。
 国内政局、政治が混乱しているときではないのだ。もっと危機感を持って欲しい。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。

 やはり産経紙は尖閣問題一つとっても、河北新報とは切り口がかなり違いますね。河北には第二次大戦後のドイツがアルザス地方をフランスに割譲したことを挙げ、日本もそれに習うべし…といったコラムが先日ありました。他にも中共の代弁者としか思えない元外交官のコラムもあったし、このような類でないと、日本のマスコミでは取り上げられないのでしょう。

 軍事に疎い私でも、「中国が無人機で、紛争諸島の主権を強化する」のは大いにあり得ると思いました。新幹線と同じく日本の国産技術を盗むのは当たり前、軍事費に糸目を付けないのが中共です。先日読んだ『蒼穹の昴』に、「中国人は中途半端な妥協を嫌う」という台詞があり、これは漢族の気質から当たっているのでは。
mugi
2012/10/25 22:44
mugiさん、こんにちは、
 産経紙は、やはり全国紙としては劣勢の弱小紙ということで、色々と工夫を凝らして記者達を育ててきたし、社説なども左翼系紙とは一線を画すという努力をしてきたのでしょう。

 沖縄の現地紙には、左翼系以外存在しないといわれているし、仙台でも、全国紙への入社試験に受からなかった、2流の記者達が、地方紙の緩やかな会社側の「統制」をいいことに、全国紙よりも更に過激な記事を、無責任に書きまくるのではないかと思う。2流ジャーナリストの特徴は、自分の頭でしっかり思索しないこと、自分の論理を持たないこと、「一昔前の時流に迎合する」こと、と小生は思う。
室長
2012/10/26 08:42

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