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zoom RSS 日本政府の累積債務は、実質的には200兆円程度でしかない、との高橋洋一教授の財政学的視点

<<   作成日時 : 2016/06/10 11:33   >>

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  前回、小生は、トランプ共和党大統領候補の議論によれば、基本的には、世界で基軸通貨となっている米ドルとか、或いは、円というハードカレンシー(信用ある、交換可能通過)として国際的に認知されていて、日本のように経済全体がデフレ気味でインフレ懸念が少ない国では、中銀にどしどし通貨(紙幣)を発行させて、政府の累積債務(国債)を買い取らせてしまえば、あっという間に、従来から積み重ねられてきた累積債務、国債残高さえも、帳消しにできると臭わせた。

  すなわち、国内で、もはや絶対に解消不可能として、頭を悩ませる国民が多い1000兆円に上る日本国の借金も、発想を転換して、通貨(紙幣)発行益=シニョレッジ(seigniorage)と言う魔法を使えば、決して解消不可能ではない、と言うことを臭わせ、読者からの反応を待ったのだが、残念ながら不発に終わったようだ。

  確かに、このブログの読者はあまりに少数であり、財政学に詳しい人も少ないのであろう。もちろん小生自身、金融学、財政学などに関しては素人なのだが、最近、あっと言うような議論が、高橋洋一と言う財政学に詳しい学者から提示されているし、他にも、ネットの世界で流布している議論では、借金を減らすために消費税を引き上げざるを得ない、などと言う議論に対して、それは財務省の議論に過ぎず、1000兆円の借金などは、無視できるとの議論があるようだ(この議論は、詳しく見ていないのでご紹介できないのだが)・・・。

  そこで、小生がこれまでコピペしてきた高橋洋一氏の議論を以下にご紹介して、かなりこの議論には、信憑性がありそうだということをお知らせしたい。

1.「お札を刷って国の借金帳消し」ははたして可能か高橋洋一(嘉悦大学教授) 、 2015年12月17日、http://diamond.jp/articles/-/83391

(1)政府紙幣は突飛な話ではない、量的緩和も効果は同じ
 ある人から、お札を刷って国の借金を帳消しにできないかと聞かれた。これは、後で詳しく述べるが、ある程度はできる。
 また、これと大いに関係があるが、かつて筆者が政府紙幣の発行を主張したこともあり、しばしばそのメリットとデメリットを聞かれる。
 実は、政府紙幣の発行と日銀の量的緩和は、経済効果という観点から見れば、両者はほぼ同じである。
 日本の経済学者は、財政学と金融論(金融政策)が縦割りになっており、政府紙幣はそれらの狭間に入るのでキワモノ扱いである。このため、日銀の量的緩和でも理解不足の人が多いのは残念である。

 まず政府紙幣はそれほど突飛なものではなく、ほぼ現行制度の中の話である。
 かつて政府紙幣を生理的に嫌った与謝野馨(かおる)氏は、経済財政相時代にとんでもない発言をした。
 テレビ番組で与謝野氏は、政府紙幣について「『円』っていうのは使えないんですよ。だから、『両』とかにね、しないと。信用あります?流通しないですよ」と言った。
 これは政府紙幣が現行制度で構成できることを知らずに言ったことで、ある意味法律違反の発言だ。通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律(以下「通貨法」)第二条第一項には「通貨の額面価格の単位は円とし、その額面価格は一円の整数倍とする」とある。政府紙幣は法定通貨であり、その通貨単位を「両」なんて勝手に言ってはいけない。それも現職経済担当閣僚がテレビで公言するのだから困ったものだった。

(2)政府紙幣の発行で得られるシニョレッジ(通貨発行益)とは
 通貨法第四条では「貨幣の製造及び発行の権能は、政府に属する」とされ、政府に発行権限があることが明らかにされている。また、同法第五条第一項は「貨幣の種類は、五百円、百円、五十円、十円、五円及び一円の六種類とする」とし、同条第二項で「国家的な記念事業として閣議の決定を経て発行する貨幣の種類は、前項に規定する貨幣の種類のほか、一万円、五千円及び千円の三種類とする」、同条第三項で「前項に規定する国家的な記念事業として発行する貨幣(以下この項及び第十条第一項において「記念貨幣」という)の発行枚数は、記念貨幣ごとに政令で定める」とされている。同法第六条は「貨幣の素材、品位、量目及び形式は、政令で定める」としている。

 これらの規定によれば、政令によって記念貨幣として1万円のプラスチックマネー(紙弊より耐用年数が長く経済的。しかも偽造しにくい)を出すことに問題はない。

 たとえば、天皇ご即位○○周年記念として1万円の記念通貨を10億枚発行できる。この場合、政府の損益計算書(P/L)では政府収入は10兆円となる。政府バランスシート(B/S)では、資産側で現預金10兆円増、負債側でその他債務10兆円増となる。ここで、政府収入10兆円をシニョレッジ(seigniorage、通貨発行益)という。

 もし法律改正していいなら、頭の体操であるものの、臨時法で10兆円政府紙幣を1枚発行し、日銀に持ち込み、政府預金を10兆円とすることもできる。これなら、新しいお札を印刷することなく、日銀券が自動的に増発できる。発行コストは、実際に大量の貨幣を作らない(一枚作る)のでほぼゼロとなる。
 政府紙幣を発行して得られた政府収入をどのように使うかは、政府次第である。冒頭の人のように、国債償還に使ってもいい。すると、政府B/Sで、資産の現預金が減少し、それと同額の負債の国債が消える。また、政府収入を国民にばら撒く(小生注:これがヘリコプターマネー)ことも立派な有効需要創出政策である。実際にばら撒く手間・コストを考えると、すべての人が払う社会保険料を減額することが最も効率的だ。

(3)巨額のシニョレッジを流せば、いずれ物価が上がるのは当然
 日銀の量的緩和でも、政府紙幣発行と基本的には同じメカニズムになる。上で書いた政府紙幣発行10兆円に対応するものとして、量的緩和10兆円になる。日銀B/Sでは、資産側で国債10兆円増、負債側で日銀券(当座預金を含む)10兆円増となる。

政府と日銀の連結B/Sを見ると、資産側は変化なし、負債側は国債10兆円減、日銀券(政府当座預金を含む)10兆円増となる。量的緩和は、政府と日銀を統合政府で見たとき、負債構成の変化であり、有利子の国債から無利子の日銀券への転換である。このため、毎年転換分の利子相当の差益が発生する。具体的には、政府からの日銀への利払いはただちに納付金となるので、政府にとって日銀保有分の国債は債務でないのも同然になる。

 理解の不十分な人は、量的緩和で日銀は儲けていないと誤解する。負債側は無利子、資産側は有利子なので、10兆円×金利の収入増になる。金利が1%であれば、1000億円だ。中銀関係者は、これをシニョレッジ(seigniorage、シニョリッジ、通貨発行益)と言う。

 政府紙幣の場合の10兆円との違いを言えば、1年で全部もらうのが政府紙幣、長年かけて金利相当で細く長くもらうのが量的緩和である。実は、高校レベルの数学を使えば、毎年金利相当の1000億円の将来にわたる現在価値の総和は10兆円となる。というわけで、現在価値ベースの総和で見れば、どちらの方法でもシニョレッジは10兆円となる。

 毎年シニョレッジをもらうか、1年で全額もらうかの違いはあるものの、政府紙幣と量的緩和は巨額のシニョレッジがあり、それが財政を通じて流れるのだから、いずれ物価が上がるのは当然である。バーナンキ前FRB総裁が、かつて筆者に言ったことには、「それで物価が上がらなければ、中銀が国債を買い尽くしたときに、財政再建が終わって好都合だ。でも、そんな都合のいい話はたぶんない。だから、いずれ物価が上がるよ」
   (小生注:政府がどしどし紙幣を刷って経済を回す、と言う手法を小生はこれまで結構見てきた。旧ユーゴ、昔のトルコ、そして90年代末〜02年までのベラルーシだ。確かに、どの国でも、結構インフレが進行した。とはいえ、これら諸国の場合、その通貨は不換紙幣(ソフトカレンシー)で、自国以外では通用しなかったし、税収確保のための徴税制度も不十分であった。
  それでも、特に小生が注目したのは、ベラルーシで、ルカシェンコと言う独裁者の方針で、社会主義時代からの企業、工場などが人員解雇することを禁止し、無理やりにでも給与を支払い続けたし、国民の年金も減額せず、支払い続けて民心安定を図った。もちろん、一時は毎月10%を超えるほどのインフレになったが、国民はロシア、ウクライナなどのように、現金収入がゼロとなる、と言うような隣国に比べて、何とか食える、と言うことで政情は安定した(何しろ、インフレ率に応じて、給与、年金なども1--2か月後追いながらきちんと値上げして、食える資金を供給し続けたのだ。普通の独裁者なら、ここまでの綱渡りはできないが、経済無知な独裁者だからこその蛮勇が、それなりに成功した)。
  日本国の信用度は、ベラルーシに比べれば断然上だ。通貨もハードカレンシーの中でも、今や本来最強と言える。何しろ、本当の購買力平価で言えば1ドル=79円だと、昨晩もTVで言っていたほど。だから、小生としては、デフレでは経済成長できない、大企業が輸出できないから、円安に誘導する、などと言う肝っ玉の小さいやり方ではなく、思い切って日銀がもっと国債を買い上げたり、或いは、医療保険、年金積立、子育て支援などに対する政府支出(財政出動)を増やしていけばよいと思う。景気対策のために、円安誘導のために、ドル買いするというのは、馬鹿げていて、インフレ目標値程度になるまで、円を刷りまくればよいのだと思う
。)

 冒頭の問題意識は、財政再建について量的緩和がどのように貢献できるかというものだろう。そのために、日本の財政状態を整理しておこう。

(4)デメリットはインフレになること、その限界を決めるのがインフレ目標・・・デフレ時は好適環境だ

  2013年度末の国のB/Sで見ると、
   資産は総計653兆円。そのうち、現預金19兆円、有価証券129兆円、貸付金138兆円、出資66兆円、計352兆円が比較的換金可能な金融資産である。そのほかに、有形固定資産178兆円、運用寄託金105兆円、その他18兆円。
   負債は1143兆円。その内訳は、公債856兆円、政府短期証券102兆円、借入金28兆円、これらがいわゆる国の借金で計976兆円。運用寄託金の見合い負債である公的年金預り金112兆円、その他45兆円。

 先進国と比較して、日本政府のB/Sの特徴を言えば、政府資産が巨額なことだ。政府資産額としては世界一である。政府資産の中身についても、比較的換金可能な金融資産の割合がきわめて大きいのが特徴的だ。
 アバウトに言えば、しばしば政府の借金1000兆円とされるが、これはグロスの数字であり、ネットの純債務は500兆円である。

 しかも、これは政府の単体B/Sの話であり、日銀との連結B/Sで考えれば、純債務はさらに減少する。直近の日銀の営業毎旬報告を見ると、資産として国債326兆円、負債として日銀券94兆円、当座預金239兆円となっている。
 ここもアバウトに国債300兆円、日銀券300兆円と見れば、政府と日銀の連結B/Sでの純債務は200兆円になる*。
   (小生注*:この部分は筆者には自明でも小生には若干分りにくい。恐らくは、日銀資産の国債300兆円は、政府のネット債務500兆円と相殺されてしまうから、本当の残りの政府+日銀の合算B/Sとしての債務残高は200兆円となる、と言う意味であろう。日銀券で市中に出回っている分が100兆円で、国内商銀から日銀当座預金として預けられている部分が200兆円と言って、一応は日銀の負債項目にあるとはいえ、これらは本当の意味での借金とは言えない。むしろ商銀当座預金は、マイナス金利制となった現在、日銀にとっては金利収入を得られる金の卵と言えるかも。)

 ここまでわかると、政府の財政状況は、あまり心配するようなものでないことが理解できるだろう。
 量的緩和が、政府と日銀の連結B/Sにおける負債構成の変化で、シニョレッジを稼げるとして、デメリットもないのだろうか。

 それはシニョレッジを大きくすればするほど、インフレになるということだ。だから、デフレの時にはシニョレッジを増やせるが、インフレの時には限界がある。その限界を決めるのがインフレ目標である。インフレ目標の範囲になるように、お札を刷ってシニョレッジを稼げというわけだ。
      

2.日本国のバランスシートを徹底分析:「日本の借金1000兆円」はやっぱりウソでした〜それどころか…なんと2016年、財政再建は実質完了してしまう!2015年12月28日(月)、 高橋 洋一、http://gendai.ismedia.jp/articles/premium01/47156

(1)鳥越俊太郎氏もダマされていた
  先週26日(土曜日)、大阪朝日放送の番組「正義のミカタ」に出た。大阪のニュース情報番組だが、東京とは違って、自由な面白さがある。そこで、「日本経済の諸悪の根源はZ」というコーナーをやった。Zとは財務省である。

  その中で筆者が強調したのは「借金1000兆円のウソ」である。借金が1000兆円もあるので、増税しないと財政破綻になるという、ほとんどのマスコミが信じている財務省の言い分が正しくないと指摘したのだ。

  「借金1000兆円、国民一人当たりに直すと800万円になる。みなさん、こんな借金を自分の子や孫に背負わせていいのか。借金を返すためには増税が必要だ。」……こんなセリフは誰でも聞いたことがあるだろう。財務省が1980年代の頃から、繰り返してきたものだ。

  テレビ番組は時間も少ないので、簡単に話した。「借金1000兆円というが、政府内にある資産を考慮すれば500兆円。政府の関係会社も考慮して連結してみると200兆円になる。これは先進国と比較してもたいした数字ではない」。

(2)政府系資産は換金できる
  これに対して、番組内で、ゲストの鳥越俊太郎さんから、「資産といっても処分できないものばかりでしょう」と反論があった。それに対して、多くの資産は金融資産なので換金できる、といった。
  筆者(高橋)がこう言うのを財務省も知っているので、財務省は多くのテレビ関係者に対して、「資産は売れないものばかり」というレク(講義)をしている。鳥越さんも直接レクされたかがどうかは定かでないが、財務省の反論を言ってきたのには笑ってしまった。

  番組が昼にかかり15分くらいの休憩があった。そのとき、鳥越さんから、「金融資産とは何ですか」と筆者に聞いてきた。「政策投資銀行(旧日本開発銀行)やUR都市機構(旧住都公団)などの特殊法人、独立行政法人に対する貸付金、出資金です」と答えた。それに対して「それらを回収したらどうなるの」とさらに聞かれたので、「民営化か廃止すれば回収ということになるが、それらへの天下りができなくなる*」と答えた。
    (小生注*:政府系金融資産が、「天下り役人」の利権の原資だということらしい。「天下り」職場を確保したいから、資金回収せず温存して、公債部分のみかけ金額を膨らませている、そして増税の必要性を主張している、とすれば、筆者が財務省を批判するのは当然と言える!呆れたものだ。)

  このやりとりを聞いていた他の出演者は、CM中のほうがためになる話が多いと言っていた。実際に、番組中で言うつもりだったが、時間の都合でカットせざるを得なくなった部分だ。

  借金1000兆円。これは二つの観点(注:上記の通り、実質の借金総額、及び借金返済の可能性についての評価)から間違っている。

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Wikipedia『中央銀行』の "中央銀行の独立性" の項にこうあります。
『政府から独立した存在であることが求められるのは、政府が通貨価値の保持を怠り、目先の諸問題に対応することを避けるためである』(高橋洋一『高橋教授の経済超入門』より)

政府紙幣の大量発行はまさにこれ。(実際、日銀の独立性は怪しいけれどる歯止めにはなっている。)
与謝野氏とか通貨法なんかどうでもいいことを書いて、これに触れない高橋洋一氏は信用できません。

財政学を勉強したことはありませんが、以下のような問題(他にもあると思いますが)から総合的に判断すべきものと思います。
1. 中央銀行の独立性の問題(政策で通貨価値を自明的にコントロールしていいか)。
2. 政府債務は今解消すべきものか(借りられる間は借りておくのは是か)。
3. 政府債務を楽な方法で解消する(=楽な方法で国民からお金を取り上げる)のは是か。
4. 量的緩和(インフレ)は消費・投資をうながすが、実質賃金は下がる(=消費が減る可能性)、どの程度がいいのか。
5. 貿易面(円安は輸出には有利、輸入には不利)から通貨価値は、どの程度がいいのか。
motton
2016/06/10 17:25
こんにちは、
 日銀・・中央銀行の独立性とか、物価を守り、貨幣価値を守る役割とか、もちろんいろいろな議論はありますが、日銀は過去4か年にわたり、毎年80兆円ずつ国債を商銀などから買い上げて、既に総額が320兆円となっているという。

 それだけでも、1000兆円の債務は、すでに700兆円程度に下がっているのです。だんまりながら、日銀総裁の首をすげ替え、イエスマンを使用して、国の累積債務を徐々に解消している・・・・まさに、バーナンキが理想とした(或は懸念した)やり方が、しずしずと進行していると小生は見ます。
  そして、超インフレを引き起こす恐れが少ないデフレ期の今、それを密かに実行している安倍内閣は、凄いと思う。
室長
2016/06/11 17:50
mottonさん、
  今日の産経web版を見ていたら、実はすでに学者の中にも、安倍内閣と黒田日銀総裁が、連携して、一種のヘリマネー、紙幣ばらまきによる債務解消策を密かに実行しているようだ、との推論・・・・小生と同じ推論を述べる人が出てきているようです。・・・http://ironna.jp/article/3225?p=1。
  デフレ経済を治療すると同時に、過大になりすぎた累積国債を政府+日銀の連結決算書(B/S)でゼロとしてしまえ、と言うことです。

  安倍首相が、世界中を駆け巡って、秘かに根回ししてきたのは、特に米国の政府、財務当局に対して、日本国内には、家計金融資産だけでも1700兆円の貯蓄があるし、企業の内部留保も数百兆円あるし、1000兆円の国債の2倍を上回る資産が日本国には存在する(加えて、対外純債権も300兆円ほどある)という、他の先進国もうらやむほどの余裕のある資金繰りの国であるから、中銀に国債を買い取らせて、累積債務を徐々に解消させるという、禁じ手のような手法も可能であり、決してインフレが爆発することは無い、と言うことを納得させたのだと思う。

  小生自身の経験でも、ベラルーシのように弱体な経済の国家ですら、政権が強固で、国内治安に不安が無ければ、紙幣の増刷によるインフレも、ある程度抑制が可能で、たとえ一時的には年間100%ほどのインフレを記録しようとも、庶民の生活への配慮も忘れなければ(紙幣を刷って、給与、年金を支払い続けた)、何れは経済は安定を取り戻せるということ。ベラルーシに比べれば遥かに富裕な日本国ですから、しかもデフレ基調の今、思い切って紙幣を刷るべきなのです。
  
室長
2016/06/13 15:22

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