ブルガリア研究室

アクセスカウンタ

zoom RSS 二大政党制の確立を望む

<<   作成日時 : 2009/08/31 14:29   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 4

夏の暑さ故か、頭脳が活動しなかったので、8月はすっかりブログ更新がおろそかになっていました。さて民主党の大勝利!、国民は何か良い方向での「変化」を期待しています。小生は懐疑派ではあるけれど、二大政党制の定着を願っていることは確かで、その意味では歓迎です。
  なお、国防に関する国民の意識を変えていただくために、3.では、PKO兵士、多国籍軍兵士の、「現地手当」と言うことに関しても、ご紹介しておきます。国際部隊の派遣と言うことが、本当は結構、個々の軍人にとっては「金儲けのチャンス」ともなっていて、「出血の危険」にはしっかりとこれに対応する金銭的報酬が餌としてある、という現実がある。昔の日本国の徴兵は、「赤紙一枚」で徴募できる安価な兵器だったが、今の日本国の自衛隊も、世界の兵隊も、それなりの金銭的対価を支払われる兵隊であるから、「戦争状態」という危険地ですら、それなりに出兵する価値もあるのです。

1.政権交代を通常のものとする、二大政党制時代到来を歓迎する
 民主党の圧勝は、世論調査に鑑みて、予想通りだと言えるが、国民はこれまで小選挙区制採用の持つ意味(政権担当政党が、相互に交代する二大政党制が成立しやすい制度)を十分認識していなかったから、自分自身の投票結果に戸惑っている、不安感を持っている、という人々も多いと思う。
 しかるに、西欧における政権交代、選挙などをある程度見てきた小生の目からすれば、政権交代によって政策の重心が変わって、予算の配分が代わるということ、すなわち納税者の視点が選挙の帰趨を決めるということは、当たり前のようにも思える。要するに小さな政府(競争重視政府、保守系)か大きな政府(福祉重視政府、リベラル系)かという、対立なのである。

 もっとも、左右対立といういびつな政情が常態だった日本では、左派政権の誕生は歓迎されず、長らく自民党という右派政権が政権を担当してきたのだ。ソ連、中国と仲の良い社会党中心の左派政権など危険で許せるものではなかったのだから、そうなっていた。然るに、旧社会党の一部、旧民社党を飲み込んだ自民脱党者達中心の民主党が、若干左派系とはいえ、党内には前原誠司氏などの国防重視の手堅い論客も存在する政党として、国民の信頼をある程度確保できる政党として成長すると共に、若手の小沢チルドレンという、小泉純一郎手法をまねた小沢一郎氏の新人候補起用による「清新イメージ」も手伝って、ようやく今回政権奪取に成功したのである。

 いわゆる二大政党制時代の開幕、という視点から見れば、また政権交代があってこそ真の民主主義に近づきうると言う鉄則に鑑みれば、今回の政権交代実現、民主党の躍進は、日本政界の新時代を示す画期的な出来事ともいえる。

2.国防、安保政策面での不安
 小生自身は、自民党に投票したし、今回の政権交代に伴う国防政策、安保政策に関する鳩山由紀夫次期総理の見識、政策を危険視するのだが、それでも、前原誠司などの正統な国防論を有する論客も民主党内には存在するので、民主党新政権が、社民党(旧社会党)というオバカ政党に引きずられて、国策を謝ることがないようにと祈っている。
はっきり言って、国際政治の基本政策は、未だに主として米国主導で動く。よって国際社会の主導勢力である米国の考え方を、時々刻々どこまで深く理解できるか、またどこまで米国の政策に自国が寄与できるか・すべきかを適切に判断すること、これが国際社会において日本国が生き残るために必要な才覚である。対米追随外交とか、汚いレッテルを貼られることが多いが、欧米の賢明な先進国は全てこのことを最重視して国家を経営している。結局、世界を牽引している国家がどこか、その国といかにつきあっていけるか、で主要国の順位表が決まると思えばよい。
 もちろん米国も、何度も間違いを犯してきた。今現在の米国の重点が置かれている対アフガニスタン政策も、成功するのか、失敗に終わるのか、世界のどの国でも、確信は持てていないように思える。しかし、タリバーン勢力がまともな民主主義をやりそうではない、危険な勢力、むしろテロ・麻薬・女性虐待常習犯的な暴力団集団であることも確実だ。そういう反民主主義勢力を何とか阻止すべきと言う米国の唱える大義を認めず、何ら貢献しようとしないならば、日本国家は米国、その他の国際社会から、それなりの懲罰を受けるであろう。要するに、世界における主要な流れは、タリバーン政権再誕生の阻止という大義に、国際社会が結集して、少しずつ貢献しようということで、奉加帳が回っているのであり、それに民主党の新政権が背を向けることは、日本の国際社会における信用を落とすこととなるのだ。

3.これからは出血も覚悟しよう(国際的な軍事貢献=PKOなどに背を向けるな)
 日本国民の悪い癖は、国際情勢なんかややこしいことは勉強もしていないし、分からない。分からないから、何もしない方がましだ。と言う風に、非貢献の方向ですぐに結論を出し、逃げ腰になること。然るに欧米社会は、基本的にクリスチャン国だから、大義に関しては、今の国力、経済状態などから、出来ることを(例え少額でも)させて貰う、という貢献主義であり、何もしない、ただ単に逃げるというオプションは、卑怯で、最低の行為と見なされるのだ!!
 欧米諸国で、よく日本だけが非難されるのは、実は日本だけは欧米で、普通のアジア国家としてではなく、先進国=文明国としてそれなりに自分たちの隊列に参加してくる国家と見なされているのに、その期待に応えないからだ。要するに、軍隊を保持しているのに、海外派兵は出来ないとか、戦争状態の土地には部隊を派遣しないとか、全く国際常識に欠ける対応をするから、それならばお金だけは十分出してください、といわれてしまうのである。
 憲法上の障害という逃げ口上は、もはや通用しない。憲法などは、どこの国でもよく改正しているし、改正すればよいのであり、改憲がどうしても出来ないような国家、という状態など、どこの国からも理解はされ得ない。
 そもそも憲法を口実に、自国軍人の出血を一切避けている卑怯な国家として、「貢献度が最低の国」と国際社会からつまはじきされかねないような危機がいつか来るに違いない。湾岸戦争時は、日本には金があったが、これからはお金が一番出てこない、という国情になりうる。日本国が欧米先進国同様に成長が止まった貧乏国、金は簡単に出せない、と言う段階になってきたら、その場合は、兵士の出血を犠牲として覚悟しなければならない、これが国際社会の常識である!!
 ちなみに、話しが少し低次元になるようで恐縮だが、金よりは出血覚悟ということの国際世界における常識を以下に記述する。ブルガリアとか、旧東欧圏などの兵士は、ボスニア紛争、コソヴォ紛争、イラク、アフガニスタンなどにおけるPKO(国連平和維持活動)或いは、多国籍軍などに、結構自ら志願して派兵される。なぜかといえば、これら国際部隊における勤務では、現地勤務時には、軍隊として当然のごとく、日々の食糧の心配はない上、1日当たり100ドルという大金が「現地手当=beer money」として月末に支給されるのだ。自国における月給が300--500ドル程度なのに、多国籍軍勤務では、一日無事に済めば(生き延びられれば)100ドルもの大金が支給されるのだ。命の危険と引き替えといっても、現実には「死の危険」は数百分の一にすぎず、大部分の兵士は、半年という勤務期間を生き延びて、1.8万ドルもの大金を貯めて帰国しうるのである。日本人にとって180万円は大金ではないが、旧東欧圏とか、途上国人、或いは所得水準の低い中国人とか、インド人にとっても、PKO勤務、或いは多国籍軍勤務は、またとない金儲けの機会なのである。(なお、死亡した兵士には、数万ドルの弔慰金が家族に支払われる。)
 すなわち、現在の国際情勢から言えば、出血など覚悟の上という軍隊は、貧しい諸国からの派兵を募れば結構人数は確保できるかもしれない。他方で、そのように、金であからさまに外国兵を徴募して、危険地域に派兵するという制度は、英国のグルカ兵、仏の「外人部隊」のような例はあるとはいえ、軍隊としてまともな状態でもない。国連軍(PKF、或いはPKO部隊)の場合、アフリカ諸国の軍隊、南米の部隊などは、通常モラル的にも、規律面でも危険が伴うので、北欧などの「先進国派遣の部隊」が監視する、というシステムすら必要となるらしい。
 規律も正しく、能力が高い日本の自衛隊が、PKOその他の国際部隊参加部隊として、「出血も覚悟の上で」、どうして活躍してはいけないのだろうか?日本の自衛隊部隊が、国連軍として大活躍すれば、世界における紛争を幾つも、より短時間に解決できると思う。例えそれが、アフガニスタンであろうとも!!それこそ人類への貢献ではないか!!



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
民主党の細野豪志は山本モナと五反田のラブホテルで過ごした。
民主党の横峯良郎には半同棲状態の東京妻がいた。
民主党代表の鳩山由紀夫は選挙区の室蘭市にあるクラブママに愛人がいたことが発覚している。
残念ながら、9月中旬には下半身友愛首相が誕生する。
鳩山下半身政権は、ばら撒きと増税の後退政権であり、政権交代が必要である。
鳩山下半身政権の誕生
2009/09/01 09:50
 実は私も自民党に投票しました。私の住む所は宮城第一区ですが、やはり私が投票した候補は落選となりました。別に自民支持ではなく、特にメディアの民主党の追い風を盛り上げる世論を疑問視したので。元来、私はへそ曲がりであり、ムードに逆らいたくなる天邪鬼なのです(笑)。ネットなどなかった昔、マスコミに乗せられ岡崎トミ子のような候補に投票したことがあったので、メディアが肩入れする女アナウンサー上がりには絶対入れたくなかった。今の自民党がいいとは全く思いませんが、民主党の政権能力は疑問視しています。

20世紀末の東欧革命と今回の選挙を対比させて書いたブログ記事がありました。
http://oshimas.iza.ne.jp/blog/entry/1197557/

 また「マスコミという名の「盆」の上に乗せられた国民と言う名の「豆」」との巧い表現をしたブロガーさんもいました。豆は盆にいいように転がされるという意味で。
 社民党が早々に擦り寄ってきてますね。あの党首や赤軍派の元情婦(辻元)が入閣など、頭が痛い。米紙に寄稿の「鳩山論文」、早々に批判されているそうです。
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908280447.html
mugi
2009/09/01 21:30
下半身何とかというふざけたニックネームの方、政治家は下半身で判断すべきではないというのが小生の持論です。JFK大統領、ジョンソン大統領、ミッテラン大統領、シラク大統領などの例を引くまでもなく、偉大な政治家でも人生色々、恋愛も色々、それが人間だし、そんなことをマスコミが報道する状況は、ほんの最近の趨勢です。報道する必要も、価値もない!
室長
2009/09/01 23:17
mugiさん、面白そうなブログを教えていただきありがとうございます。今は少し体力的に読む気がしないので、明日にでも読もうかと思う。
ともかく、冒険ではあるけれど、民主党というもう一つの選択肢ができることは、民主主義制度の成長という意味で、期待したいものです。小生は既に老年なので、自分自身は冒険をしない意味での投票としたのですが、政治学の視点から見れば、やはり選択肢があってコソの民主制ですから、民主党にがんばって欲しい。
室長
2009/09/01 23:23

コメントする help

ニックネーム
本 文
二大政党制の確立を望む ブルガリア研究室/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる