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zoom RSS ブルガリアの銀行業に関する米大公電内容

<<   作成日時 : 2011/07/07 15:02   >>

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 最近Wikileaksによってネット社会に暴露された、米国在外公館から本国国務省宛の公電(機密扱い)が注目されている。7月3日付Novinite.com紙でも、06年12月11日付の在ソフィア米大使発の公電が掲載されており、ブルガリアの商業銀行の現状を窺う上で興味深い情報を提供してくれると思うので、要旨を小生なりに整理して、今回の記事とする。
  (原文は次を参照:http://www.novinite.com/view_news.php?id=129883
 本件電報の題名、主たる内容は、「ブルの銀行業界が、全体としては健全であるが、一部に「腐ったリンゴ」も存在している」、というもの。

 約5年後の今日、ブルの銀行業界は、この報告の時点(注:Emil Kyulevという銀行業界のマフィア的人物が05年10月に、何ものかに暗殺されてから、約1年を経過した時点)から見ても、更に改善された可能性はあるものの、とはいえ、汚職、犯罪と深く関わる社会の「闇経済、裏の部分」をいっこうに排除できないのが、ブルガリア、ルーマニア、などの旧ソ連圏・元社会主義国の現状である。

 最近のニュースでも、内務省本省各部局、県警本部などが、長年にわたり、マフィア系なども含む多くの企業からの「現物寄付・寄付金・献金」などを受領して、ガソリン・事務機器・携帯電話・活動費・経費の不足を埋め合わせていたことが問題となっている。すなわち、犯罪を取り締まるはずの警察が、犯罪組織系の企業などからの「寄付」を受領して、公費の不足を補ってきた、というのだ!!内務省当局としては、これらの過去の寄付・献金を返還する財源もないようで、「返還に関しては、コメントができない、方針も出ていない」という。
 そもそもブル社会では、警察も、検察官・判事を含む司法関係者も、政界大物も、マフィア系組織からの「賄賂、或いは裏献金」を受領することが当たり前のようになっている。歴代の政権も、裏社会からの献金を政治資金として、党首としての権力をなんとか保持してきたのだ。

1.総論 
  1996年の銀行危機時に比べ、今では厳しい法律が制定されたおかげで、銀行に対して適正な監視・管理が行われているほか、外国の大銀行資本も進出しているので、ブルにおける銀行部門は、おおむね合法的に繁栄している。

  他方で、二つの欠陥が指摘できる。一つは、経常収支の恒常的な高い赤字率(これに関しては別電で報告する予定)、もう一つは、資金洗浄という悪業だ。32の登録銀行の内、7−−8行が、著名な犯罪者達の資金を洗浄する作業に関与しているらしいし、これに関連するらしいコネ融資業務もしているようだ。

 中銀と政府は、これらの怪しい銀行を監視しているし、是正しようともしている。また、良いニュースとしては、「金融諜報庁=FIA」の調査能力も向上していること。我々(米国)は、これらの監察部門の活動を今後も奨励していかねばならない。

2.ブル銀行業界の現状
(1)伊資本銀行(Bulbank)の誕生
  
  1996年の金融危機で、多くの銀行が倒産した結果、現在登録されている銀行数は32行のみだ。ブル商銀の総資産額は262億ドル、すなわちGDPの80%である。銀行が資産を拡大しているのは、民間部門が成長しているからだ。05年伊資本のUniCreditoが、墺資本のHVB(元はBiochim銀行、Hebros Bankの両行を買収)を買収して、ブル国内市場の25%近くを抑える最大銀行Bulbankとなったことで、金融業界も安定期にはいるだろう。

(2)3大銀行:ハンガリー系、伊系、ギリシャ系  
  今や商銀部門は、ほぼ民営化が完了しており、しかも西欧系資本の銀行が大規模で、主として墺、伊、ギリシャ資本が多く、これらの国際的な資本は、銀行業務に良き慣行を産み出しているし、銀行サービスも改善されてきている。

  現在ブルにおける三つの大銀行は、次の通り:
@DSK Bank:オーナーはハンガリーのOTP Bank(注:DSK=デセカ<Dqrzhavna spestovna kasa>とは、元来が社会主義時代の「貯蓄銀行」の名称を継承するから。)、
ABulbank:オーナーは伊のUniCredito、
BUnited Bulgarian Bank=UBB:オーナーはギリシャのNational Bank。
 なお、米系資本はCitibankのみで、同行は主として法人を対象に営業している。
   (注:32のブルの商銀中、特にこれら西欧系資本の3大銀行のシェアが高く、しかもこれら3行は、怪しげな融資、取引に関与しない、優等生であるらしい。)


3.問題分野:資金洗浄とコネ融資
   ブル金融業界の主要問題は、ブル人・外国人犯罪者による資金洗浄とコネ融資だ。

(1)主要株主に関しては、法律の施行で、かなり透明化された  
  以前問題だった、銀行資本の出所問題(不透明なオーナー)については、オフショア会社による銀行株式所有権を規制する法律が施行されて、大きく改善された。

(2)コネ融資は、未だ無くなっていない  
  他方で、一部銀行の場合、そのオーナー達が、コネであまり競争力のない企業に貸付け、これらが焦げ付いて、合法的な投資家などに不利益を与える、コネ融資問題は未だに残っている。(小生注:不正融資を行う銀行オーナーが居ると言うことは、これは、違法な貸付金が、その一部がいわば裏金として、銀行オーナー達のオフショア個人口座にキックバックされていることを窺わせるものだ。銀行という法人が、少し損しても、個人としては利益を得ていることとなる。)

(3)規制強化への動き 
  中銀当局、及び金融機関取り締まり当局は、怪しい銀行を知っており、西欧における銀行業の基準に相応するような改善をもたらすために、新規の法案を作成中だという。
なお、現在の法律に基づいて、出来る限りは、中銀監査ボードなどが検査業務を行い、新規貸し出しとか、債権焦げ付き、などに監視の目を光らせているが、国内系資本の銀行の一部では、明らかにこれらの厳しい監視の目を逃れて、違法融資を重ねているようだ。

4.ブル商銀32行の中で、透明性を疑われ、監視下にあるのは、次の8行だ:

@First Investment Bank=FIB:1993年Tseko MinevとIvailo Mutafchievが、出所の不明瞭な資金を元に設立した銀行。主要株主は、右両名の他に、二つのオフショア企業(ケイマン諸島に登記している企業とチャンネル諸島に登記されている企業)。
 この銀行には、どういう訳か、設立初期に欧州復興開発銀行(EBRD)が関与していたことがある。EBRDとしては、この過去の関与を、後悔しているらしい。未だにFIBは、片足は合法部門、片足は非合法部門といわれ、非常に「攻撃的」で、しかも「洗練された手法」を使うという評判がある。
 03年、MinevとMutafchievは、スコピエ市にあったBalkan Bank(Multigroup系銀行)を買収したことが注目された。このマケドニア所在のMG財閥系銀行は、Minevらが買収し、主導権を発揮しなければ、倒産していたであろう。(注:MG財閥創始者のIliya Pavlovは03年3月7日、ソフィア市内の本社建物から出てきたところをスナイパーにより射殺(暗殺)された。Pavlovは、DPS党首のAhmed Dogan、及びシメオン・サックスコブルク首相(03年当時)とも提携していた「政商」で、03年当時は、ブルで一番の金持ちだった。)
 FIBは、やはり怪しげな経済人Hristo KovachkiのAtomremontstroy社(原発メンテナンス関連会社)のエネルギー事業に1.33億ドルも融資した。また、下記のSofia Municipal Bankの多数派株式をKovachkiが買収する際にも融資した。ちなみに、Minevは、英国人がマンションを買っていることで有名な「Bansko町のスキー場」関連不動産の大部分を所有すると言われる。
ちなみに、○○によると、FIAは同銀に対し、過去2年間に3--4件の家捜し操作を行ったという。FIB側が、怪しげな取引に関して、口座保有者の情報開示を拒否したので、FIAとしては、罰金で処罰するしかなかったという。(小生注:○○とは、米大館員が接触した内報者、協力者の名前を、このWikiLeaksでも、特に隠したことを示す。)
  ○○によれば、FIB経営陣には、ブル人と外国人の双方が存在するが、更には、怪しげなオフショアの株主と、口座も存在しているらしい。もっとも、基本的に同行の資本の大部分は、ブル人によって所有されているという。

ACorporate Commercial Bank:Bogomil Manchev所有のRisk Engineering社との関係が深い銀行である。他に、同じくエネルギー分野で怪しげなコンサルタント企業を経営するHristo Kovachkiも関与している。ブル第2原発のBelene原発建設計画では、この銀行が主役を担いそうだ。
 なお、国有のNational Electric Company(NEK社)は、Manchev、Kovachkiという怪しげな仲介人を通じて電力を売っており、この銀行にNEK社の口座がある。
 CCB銀行の主要株主は、Tsvetan Vasilev所有のBromak Ltd.社だが、同社は04年にソフィア市の国鉄工場を、不当に低い価格で民営化取得したことで知られる。

BInternational Asset Bank (元 First East International Bank):暴力団SIK組系の銀行として有名。Margini兄弟(SIK組系大親分として有名)がオーナー。右兄弟は、元DS幹部達、BSP政治家達、元首相イヴァン・コストフ系政治家らとも緊密な関係にあるといわれる。
 最近の情報では、ロシアのGazprom社が、将来のブルにおけるプロジェクトでこのIAB銀行を活用しようとしている、といわれる。

CEconomic and Investment Bank (元 Bulgarian-Russian Investment Bank):元オフショア系企業の銀行。
  現在は、Boyko Borisov(現首相)の妻Tsvetelina Borislavova、ブル人Svetoslav Bozhilov、アイスランド投資家Thor Bjorgolfsson(同人所有のNovator Finance Bulgaria社を通じて)、などがオーナー。コネ融資が多いのが問題。この銀行を通じてBorisov首相が操作している一部の資産については、その出所につき怪しげな側面があるらしい。
 (小生注:要するに、Borisov首相は、妻を通じて、この銀行の資産の一部を「政治資金」としても使用しているのではないだろうか。或いは、どこかの提携企業、マフィアからの「献金」をこの銀行にある口座を通じて、政治資金としているのであろう。)

DDZI Bank(元はマイケル・チョールニ所有のRosEximbank):00年以降はEmil Kyulev所有下のムルティグループ(MG)系銀行となっていた。
   (小生注:03年3月にMG財閥総帥のIliya Pavlovは暗殺されたから、その後この銀行は、MG系列から独立し、キューレフ資本に一本化されたはずだ。なお、キュは02年8月に、自分の企業Kontrakt Sofia社により「国営保険会社=DZI=デゼイ」も買収、民営化していたので、その後RosEximbankと併せてDZI Bulgaria Financial Groupとも名乗っていた。04年頃にR銀行もDZI Bankと改名したものと思われる。)
 ブルで11番目の大銀行で、05年10月キューレフが暗殺され、06年9月ギリシャ系のEurobank EFGが買収。

 ちなみに、キューレフは、89年の変革以前は、秘密警察(DS)士官だった。変革後、自らTuristbankなどを立ち上げ銀行部門の職に就いたほか、94年Trakiabank(Plovdiv本店)を設立、98年にはロシア・ユダヤ・マフィア系のチョールニと提携し、RosEximbankと改名(Sofia本店)した。05年10月キュは、暗殺されたが、死ぬ直前には、何とかDZI銀行を合法的な組織へと改編していこうとしていたらしい。暗殺者、理由などは不明。
  (小生注:キュは、露独英仏の4カ国語に堪能な秀才DS士官として、ロシア・マフィアからの資金を取り込み、自ら立ち上げたTrakiabankにチョールニ資本を入れ、R銀行として拡大し、ブルにおける銀行資本家の第一人者となった。03年12月にはD保険会社資金で、チョールニの持ち株分を買収完了し、R銀行の単独オーナーとなった。)

 この銀行は、資金洗浄に関与したり、当局の調査に協力しないなどの不業績があったが、キューレフ殺害後は、調査報告に協力的となるなど、しかもギリシャ系資本となって、大幅に改善されつつある。特に06年11月には、国立病院院長(BSP党幹部)で、保健相Gaidarskiの友人だった人物による幾つかの取引に関しても、きちんと報告義務を果たした、と○○は称賛している。
 なお、○○は、DZI銀行が、政府高官との強いコネを持つという件に関して、同行の検査業務に際して、何らの政治的圧力にも遭遇しなかった、と主張した(もっとも、全ての検査につき、圧力がかかっていないとは言えない由・・・具体的指摘は無かった)。すなわち、厳しく監視して、厳しく指導していけば、銀行は変わりうる、という良き例である由。

EInvestbank (元 Neftinvestbank and International Orthodox Bank ):元来、チョールニと同時期に活動した、ロシア・ユダヤ系マフィアのDennis Ershovとブル人Mitko Sabevが設立した銀行。
  Sabevの元妻Petya Slavova(観光系資本を所有)が、現在この銀行を牛耳っている。彼女は、ソフィア、黒海沿岸に高級ホテルを持つFesta Holdingのオーナーであるほか、現在ブル女性で一番の金持ちといわれる。もっとも、彼女の成長期に資金を提供したのは、ErshovとSabevといわれる。
 ちなみに、Sabev自身は現在Petrol AD社という全国ネットのGS(ガソリン・スタンド)網を展開する企業(国営企業を買収、民営化された企業)の監査会議議長である。なお、Petrol社株式の一部は、ロシアの石油企業Lukoil社が保有している。

FCentral Cooperative Bank(通称 "The bank of TIM."):Varna市に本拠を置くTIMグループの銀行。TIM財閥は多くの産業部門に関連企業(子会社)を有するほか、債権取り立て屋としての「暴力団的性格」を未だにキープする。元来が、海軍特殊部隊の極真空手道場の仲間達が開始したTIMグループ諸企業(Varna周辺)が、ソフィアにも進出して、全国規模の企業となっている。Nikola Damyanovが監査会議議長である。
 (小生注:このTIMグループは、元来穀物投機を中心に稼いだが、その後保険業、警備業、銀行業でも稼ぎ、今では民間航空機企業(Hemus Air)も保有していて、倒産した国営のBulgarian Air社も乗っ取ろうとしている。ソフィア市では、昔のChimimport社の高層ビル(ドイツ大使館の向かい側)を買収して、TIMグループの本拠としている。)

GThe Sofia Municipal bank:現在は、ソフィア市とHristo Kovachkiがオーナー。Kovachkiは、DPS党首のAhmed Dogan(元来、MG財閥を育てた人物でもある)と近しいとも言われる。
  (小生注:この「ソフィア市銀行」は、ソフィヤンスキ元市長が、自らの政治資金とか、或いは、マフィアとの取引なども隠蔽しつつ、他方で、市の公金を扱うことで固定利益も出すために創設した、元来が「市有、公有」の銀行である。)
(以下省略。)

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ブルガリア研究室
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ブルガリア研究室
2012/07/16 18:30

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。

 ブルでの銀行とマフィアの癒着は興味深いですね。銀行がマフィアの金庫番となっている?日本風に言えば、××組と大手銀行がずぶずぶの関係と言ったところでしょうか。

 ブルには伊資本銀行もあるそうですが、こちらも本国ではマフィアとの癒着はないのでしょうか?映画『ゴッドファーザー Part3』ではバチカンとマフィアの癒着が描かれていました。マフィアは堅気より遥かに頭もきれる。頭のきれるのはバチカンのトップも同じだそうです。
mugi
2011/07/09 21:54
 以前にも述べた気がするけど、ブルとか、ロシア、など旧共産圏では、混乱期に国営企業を民営化する過程で、多くの不正がなされたし、民営化が遅れている間にも、マフィアが国営企業を食い物にして、銀行から返済不能な資金を多額に借金させたり、色々な工作をして、マフィア系「ビジネスマン」の私服ばかりが肥えていった。つまり、今は堅気に見えても、中身はマフィア時代の衣を完全に脱いではいない。
 つまり、現在の大企業とか、大物ビジネスマンも、マフィア的出自を持っているし、未だに、裏の操作で金儲けする数々の手法を駆使するから、未だに合法事業、本当のビジネスマンと、マフィアとの境界線は、分かりにくいのです。
 Boyko Borisov首相も、元来筋肉系暴力団で、自分の警備企業Ipponでシメオン元国王のボディ・ガードとして活躍して有名となり、次いでシメオン政権時には内務官房長(警察征服組トップ)、更にその後はソフィア市長、そして今は首相となった。元来は、内務省の専門校で、消防分野を専攻したのだが、柔道道場で筋肉系として人脈を築き、自由化後は暴力団に進出した。銀行株も握り、これを自分の妻に管理させ、政治資金としているらしい。
 Hristo Kovachkiはエネルギー系マフィアとして、国営の配電企業NEKとの契約で、大口買電の仲介業務で儲けているらしい。他にも、同人は、鉱山なども経営しているはず。
 他方、マフィア系ビジネスマンは、他国のマフィア達と組んで、資金洗浄などもしてやっているように見える。上記の一部銀行は、元来がマフィア系資本の銀行です。
 なお、キューレフのような大物でも、暗殺されたから、何かの金銭トラブルがあったと思われる。
室長
2011/07/09 23:14
訂正:
 私服→私腹、
 征服→制服。
室長
2011/07/09 23:18
丁度先日ブルガリアに遊びに行ったのですが、この記事はとても興味深い内容ですね。因みにこの記事から5年経過していますが、いまでもマフィアはいるのでしょうか。記事を読んでいて気になったのですがFのBank OF TIMのTIMグループとはどんなグループなのでしょうか。差し支えなければ教えてくださいますか?
YUS
2016/07/15 22:06
こんにちは、
  ブルガリアは、自由化当初(1990--05年頃)のマフィア・グループ全盛時代を経て、徐々に普通の資本主義国家へと移行して行きました。首相のボリーソフ自身、社会主義時代は秘密警察の一部である要人警護局(UBO、ウーボ)局員としてジフコフの身辺警護に当たったほか、自由化後にはSIK(シク)系マフィアとも提携して警備会社Ipon(柔道の一本から)を経営、ブルで政権を採るために帰国したSimeon元国王の身辺警護をこのIponにやらせました。その後Simeon政権の内務省の内務官房長(注:国軍で言えば参謀総長に相当する、制服組のトップ)として、派手にマスコミを操り、人気を得て、ソフィア市長→更には、自らの政党GERBを立ち上げて、首相となりました。現在2回目の首相職にあります。
  色々なマフィア関連の話がありますが、今ではさほど重要な要素とも言えないでしょう。だから、小生も詳しくは解説する気が無い。

  TIMに関連しては、下記を参照ください:
http://79909040.at.webry.info/201110/article_3.html
http://79909040.at.webry.info/201202/article_3.html
http://79909040.at.webry.info/201205/article_4.html。
室長
2016/07/16 14:58
室長様>

返信頂きありがとう御座います。
TIMの関連記事のリンクも興味深く読ませて頂きました。
ありがとう御座いました。
YUS
2016/07/19 18:21

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