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zoom RSS 10月総選挙の結果予想

<<   作成日時 : 2014/09/04 12:56   >>

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  7月末にブル政局に関し記事を書いて以来、ブル政局の流れに関しては放置し、書いていないのですが、偉人百選の執筆に忙しく、こちらの方は少しお休みとしていました。
  今回は、世論調査結果が出て、議席数などもある程度見えてきたので、以下に総選挙結果の予想を書いておきます。

1.選管内閣で、既に半GERB政権が成立
  さて、前回ブル内政政局に関しては7月末に記事を書いて(http://79909040.at.webry.info/201407/article_14.html)、その後10月5日の総選挙実施のちょうど2ヵ月前8月5日には、選挙管理内閣が発足した。この選管内閣の首班はGeorgi Bliznashkiという元BSP党員だが、BSPとは喧嘩別れした(3月にBSPから除名された)憲法学者だ。選管内閣の人選はPlevneliev大統領の専管事項だし、プ大統領は元来がGERB党系の人間だから、選管内閣がG党系の思惑で形成されてもおかしくはない。この選管内閣は、省庁の次官人事、県知事人事などで早くもBSP系の首を切っている。

2.BSP政権を潰したのはDPSだ
(1)BSPはKTB銀を救えなかった
  しかも、今回の早期総選挙はBSP主導政権が、結局は国内政治を安定化できず、5月末の欧州議員選挙で敗北し、更に6月にはKTB銀が破綻するという事件もあり、経済的にももう今の政権ではダメだとなった。

  Oresharski政権が、内閣総辞職、国会解散総選挙に同意した背景には、BSPと言う左派系政権が、国営企業に同情的で、国営企業からの政府搾取を緩め(徴税緩和策、同時に国営企業に投資資金留保を認可し、投資余力を付与)た、と言う経緯もあったようだ。しかし、これはTsvetan VasilevというKTB銀の影のオーナーを利する*ための施策でもあったが、国営企業優遇措置だけではKTB銀を救えなかったらしい。
   (*注:なぜ国営企業の財務余力を高める措置が、Vasilevに有利かと言うと、KTB銀は国営企業の口座を一番多く保有している銀行だから。最近はだんだん世論の批判を考慮し、国営企業の預金先も多様化しつつあるが、基本的に国営企業の預金の多くを握ることで利益を得てきたのが、Vasilevが影のオーナーと言われるKTB銀なのだ。Vasilevの次にはOmanの政府基金がこの銀行の大株主だという。KTB銀は現在中銀管理下にあり、救済策をどうするかが未だに決まっていない。)

(2)PeevskiはVasilevから自立し、BSP主導政権を見限り、G党との連立を目論んでいる
  しかも、元来はVasilev、KTB銀の融資で成立したDelyan Peevskiのメディア資本は、Vasilevと対立するほど自律性を強め(Dogan引退後Peevskiは、DPSの実質支配権、及びDoganが有していた公共工事などでの利権を引き継いだ模様)、故に、DPSの影のオーナーとなっているPeevskiは、BSP政権に見切りをつけて、早期総選挙を実施し、その後はG党とDPSの連立政権を樹立して、再び政界で主導権を取るつもりらしい。

3.G党+DPSの連立政権が誕生する予定
  ところで、いよいよ総選挙の約1か月前となった現在、9月3日付novinite.com紙(web紙)に掲載されたSova Harris社の世論調査結果では、Peevskiの思惑通り、または米国の思惑通り(http://79909040.at.webry.info/201406/article_2.htmlを参照)に、Boyko Borisovの2回目のG党政権が誕生する結果、と言う情勢の流れのように見える。

  その上、7月下旬に明らかとなったように、検閲無きブル党も、実態はDPSが裏で牛耳っているとすれば、益々今回の総選挙後に成立するG党政権は、Peevskiの裏からの指令に依存する度合いが強い政権となり得る可能性が強い。
  次期政権が、Borisov、Tsvetanov両名を頭とする内務官僚主導政権となるのか、或はDPSの裏支配が主導する政権となるのか、ここが見どころであろう。

  ★以下に、Sova Harris社の世論調査結果と、国会議席予想をご紹介する。
(1)得票率予想

   有権者の5割が投票する予定で、その投票意図は次の通り:G党=43%、BSP=31%、DPS11%、検閲無きブル=7%、改革ブロック=7%。(この5党のみが、4%と言う国会議席への敷居値を超えそうということ。)

(2)獲得議席予想
  G党=240x0.43=103議席、BSP=240x0.31=74議席、DPS=240x0.11=26議席、検閲無き=240x0.07=17議席、改革ブロック=(左と同じ)17議席。
      (注:合計で237議席で、240議席にはあと3議席足りないが、計算上しょうがない。)

  すなわち、G党+DPS=103+26=129議席。121議席あれば国会で過半数議席を獲れるので、この両党だけの連立でほぼ十分安定政権が樹立できる。その上、検閲無きブル党もPeevski支配下で17議席が、裏からも支援できるとすると、この政権は相当に安定するのかもしれない。

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