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zoom RSS ブルガリア総選挙結果:地域別政党議席数

<<   作成日時 : 2017/04/01 15:45  

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  前回の記事で、面倒くさいとして掲載を諦めた各選挙区での議席配分が、やはり気になって、一応分析しておこうという気になった。
  以下に、各選挙区ごとの政党別議席配分表、地域ごとの分析、などを試みてみた。

1.第1〜第31選挙区までの各選挙区ごとの政党(連合)別の議席配分(注:ブルガリア語のアルファベット順)
第1選挙区:Blagoevgrad(11議席):G党=5、BSP=3、UP=1、DPS=2、Volya=0。
第2:Burgas(14):G党=6、BSP=4、UP=2、DPS=2、Volya=0。
第3:Varna(15):G党=6、BSP=4、UP=2、DPS=1、Volya=2。
第4:Veliko Tqrnovo(8):G党=3、BSP=3、UP=1、DPS=1、Volya=0。
第5:Vidin(4):G党=1、BSP=2、UP=1、DPS=0、Volya=0。

第6:Vratsa(6):G=2、BSP=2、UP=1、DPS=0、Volya=1。
第7:Gabrovo(4):G=2、BSP=1、UP=1、DPS=0、Volya=0。
第8:Dobrich(6):G=2、BSP=2、UP=1、DPS=1、Volya=0。
第9:Kqrdzhali(5):G=1、BSP=1、UP=0、DPS=3、Volya=0。
第10:Kyustendil(4):G=2、BSP=2、UP=0、DPS=0、Volya=0。

第11:Lovech(5):G=2、BSP=2、UP=0、DPS=1、Volya=0。
第12:Montana(5):G=2、BSP=2、UP=0、DPS=1、Volya=0。
第13:Pazardzhik(9):G=4、BSP=3、UP=1、DPS=1、Volya=0。
第14:Pernik(4):G=2、BSP=2、UP=0、DPS=0、Volya=0。
第15:Pleven(9):G=3、BSP=3、UP=1、DPS=1、Volya=1。

第16:Plovdiv市(11):G=5、BSP=3、UP=2、DPS=0、Volya=1。
第17:Plovdiv県(11):G=4、BSP=4、UP=1、DPS=1、Volya=1。
第18:Razgrad(4):G=1、BSP=1、UP=0、DPS=2、Volya=0。
第19:Ruse(8):G=3、BSP=3、UP=1、DPS=1、Volya=0。
第20:Silistra(4):G=1、BSP=1、UP=1、DPS=1、Volya=0。

第21:Sliven(6):G=2、BSP=2、UP=1、DPS=0、Volya=1。
第22:Smolyan(4):G=2、BSP=1、UP=0、DPS=1、Volya=0。
第23:Sofia市(16):G=8、BSP=6、UP=1、DPS=0、Volya=1。
第24:Sofia市(12):G=6、BSP=4、UP=1、DPS=0、Volya=1。
第25:Sofia市(14):G=6、BSP=5、UP=2、DPS=0、Volya=1。

第26:Sofia県(8):G=3、BSP=3、UP=1、DPS=0、Volya=1。
第27:Stara Zagora(11):G=4、BSP=4、UP=1、DPS=1、Volya=1。
第28:Tqrgovishte(11):G=1、BSP=1、UP=0、DPS=2、Volya=0。
第29:Haskovo(8):G=3、BSP=3、UP=1、DPS=1、Volya=0。
第30:Shumen(6):G=2、BSP=1、UP=1、DPS=2、Volya=0。

第31:Yambol(4):G=1、BSP=2、UP=1、DPS=0、Volya=0。
    
2.上記の表を解体し、地域別でみてみる
(1)地域別概念の概要
 ブルガリアの地理は横長の四方形なので、普通は、地域として北部を3つに、さらに南部も3つに分けて、合計6地域に分類する。各地域に入る県は次の通りとする:
 北西=Vidin、Montana、Vratsaの3県、
 北中=Pleven、Lovech、Veliko Twrnovo、Gabrovo、Ruseの5県、
 北東=Silistra、Razgrad、Tqrgovishte、Shumen、Dobrich、Varnaの6県、
 南西=Sofia県、Sofia市、Pernik、Kyustendil、Blagoevgradの5県(7選挙区)、
 南中=Pazardzhik、Plovdiv、Smolyan、Stara Zagora、Haskovo、Kqrdzhaliの6県(7選挙区)、
 南東=Sliven、Yambol、Burgasの3県。
   注:上記の通り、ブルにおける県の数は、合計で28県。しかし、人口の多い首都圏とPlovdiv県に関しては、Sofia市を第23—25選挙区の3つに分割し、Plovdiv県に関しては、Plovdiv市とPlovdiv県の2つに分割して、結局28∔2∔1=31選挙区としている。

(2)地域別議席の分析
 さて、上記の地理的理解に基づき、1.で示した政党別の議席配分を、6つの地域別に考察してみることとしたい。

(ア)北西地域3県
第5:Vidin(4):G=1、BSP=2、UP=1、DPS=0、Volya=0
第12:Montana(5):G=2、BSP=2、UP=0、DPS=1、Volya=0
第6:Vratsa(6):G=2、BSP=2、UP=1、DPS=0、Volya=1

  この3県の選挙区合計では、政党別に次の議席獲得数となる:
   G党=5、BSP=6、UP=2、DPS=1、Volya=1。
小生評:北西地域は、ブル国内だけではなく、EU全域でも最貧地域として統計に乗るほどで、貧困家庭が多いので、G党の支持者は若干少なめと言える。DPSの1議席はMontana県のジプシーたちをDPSが買収しているからであろう。


(イ)北中地域の5県
第15:Pleven(9):G=3、BSP=3、UP=1、DPS=1、Volya=1
第11:Lovech(5):G=2、BSP=2、UP=0、DPS=1、Volya=0
第4:Veliko Tqrnovo(8):G=3、BSP=3、UP=1、DPS=1、Volya=0
第7:Gabrovo(4):G=2、BSP=1、UP=1、DPS=0、Volya=0
第19:Ruse(8):G=3、BSP=3、UP=1、DPS=1、Volya=0

  この5県の合計は:
   G=13、BSP=12、UP=4、DPS=4、Volya=1。
小生評:北中地域でもGabrovoの1県を除き、各県でDPSが1議席を確保したのは、トルコ系が多いというよりは、ジプシー系の票を買収することに成功したからと思われる。

(ウ)北東地域の6県
第20:Silistra(4):G=1、BSP=1、UP=1、DPS=1、Volya=0
第18:Razgrad(4):G=1、BSP=1、UP=0、DPS=2、Volya=0
第28:Tqrgovishte(11):G=1、BSP=1、UP=0、DPS=2、Volya=0
第30:Shumen(6):G=2、BSP=1、UP=1、DPS=2、Volya=0
第8:Dobrich(6):G=2、BSP=2、UP=1、DPS=1、Volya=0
第3:Varna(15):G党=6、BSP=4、UP=2、DPS=1、Volya=2

  この6県の合計は、
   G=13、BSP=10、UP=5、DPS=9、Volya=2。
小生評:ブル北東部の県には、昔からトルコ系住民が多いので、DPSが9議席と言う数字は驚くに当たらない。Varna県のビジネスマンVeselin Mareshkiの政党がVolyaだから、Varna県での2議席は当然であろう。


(エ)南西地域の5県、7選挙区
第26:Sofia県(8):G=3、BSP=3、UP=1、DPS=0、Volya=1
第23:Sofia市(16):G=8、BSP=6、UP=1、DPS=0、Volya=1
第24:Sofia市(12):G=6、BSP=4、UP=1、DPS=0、Volya=1
第25:Sofia市(14):G=6、BSP=5、UP=2、DPS=0、Volya=1
第14:Pernik(4):G=2、BSP=2、UP=0、DPS=0、Volya=0
第10:Kyustendil(4):G=2、BSP=2、UP=0、DPS=0、Volya=0
第1:Blagoevgrad(11):G党=5、BSP=3、UP=1、DPS=2、Volya=0

  この5県、7選挙区の合計は、
   G=32、BSP=25、UP=6、DPS=2、Volya=4。
小生評:Pernik県までは首都圏で、Kyustendil県になると途端にかなり田舎と言える。Blagoevgrad県になると、ここはギリシャ、マケドニアに隣接する、いわゆるマケドニア系住民が多いPirin Macedonia地方となる。G党がここで32議席と大きく議席を取っていることは、Borisov前首相がSofia市出身であること、金持ちが首都に多いことなどから、当然と言える。
  Blagoevgrad県でDPSが2議席取れるわけは、同県にはムスリム系のPomakや、ジプシー系住民が多数存在するから。


(オ)南中地域の6県、7選挙区
第13:Pazardzhik(9):G=4、BSP=3、UP=1、DPS=1、Volya=0
第16:Plovdiv市(11):G=5、BSP=3、UP=2、DPS=0、Volya=1
第17:Plovdiv県(11):G=4、BSP=4、UP=1、DPS=1、Volya=1
第22:Smolyan(4):G=2、BSP=1、UP=0、DPS=1、Volya=0
第27:Stara Zagora(11):G=4、BSP=4、UP=1、DPS=1、Volya=1
第29:Haskovo(8):G=3、BSP=3、UP=1、DPS=1、Volya=0
第9:Kqrdzhali(5):G=1、BSP=1、UP=0、DPS=3、Volya=0

  この6県7選挙区の合計は、
   G=23、BSP=19、UP=6、DPS=8、Volya=3。
小生評:Kqrdzhali県は、北東部とともに、トルコ系住民が集住している地域で、DPS3議席は当然。同県東隣のHaskovo県にもトルコ系住民はかなり多い。Smolyan県にはムスリムのPomakと言う少数民族が多く住む。Plovdiv、Pazarudzhik両県もジプシー、Pomakなどの住民が多くDPSの地盤がある。

(カ)南東地域の3県
第21:Sliven(6):G=2、BSP=2、UP=1、DPS=0、Volya=1
第31:Yambol(4):G=1、BSP=2、UP=1、DPS=0、Volya=0
第2:Burgas(14):G党=6、BSP=4、UP=2、DPS=2、Volya=0

  この3県の合計は、
   G党=9、BSP=8、UP=4、DPS=2、Volya=1。
小生評:Sliven、Yambolの両県は、ジプシー系住民が多いことで知られるが、この地域のジプシー系に対してはDPSの浸透は薄いようだ。Burgas県にはトルコ系の住民が増えているのだが、DPS2議席はジプシー票の買収効果で膨らんでいるのかも。



(3)上記の地域別政党議席数を一覧表にしてみる
   第44期ブル国会の地域別の政党議席配分は次の通りとなる。

地域名
北西  G党=5、BSP=6、UP=2、DPS=1、Volya=1。
北中  G=13、BSP=12、UP=4、DPS=4、Volya=1。
北東  G=13、BSP=10、UP=5、DPS=9、Volya=2。
南西  G=32、BSP=25、UP=6、DPS=2、Volya=4。
南中  G=23、BSP=19、UP=6、DPS=8、Volya=3。
南東  G党=9、BSP=8、UP=4、DPS=2、Volya=1。
合計   95    80   27   26   12

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